‘テスト’ カテゴリーのアーカイブ

タンザニアのシワの伸びについて、ショップからの回答

テスト | by 管理者
5月 07日 2012 年

以前、タンザニアのシワの伸びが悪いので、シワを伸ばす対策として「蒸らしを意識した焙煎」をしているというお話しをしましたが、珈琲豆の購入元(ワールドビーンズショップ)に問い合わせたところ、以下のような回答を頂きました。

「タンザニア産の生豆は全体的に豆質が固めで表面のシワが伸びにくいです。 ミディアム~ハイローストではシワは伸びないと思います。」

さらに購入した豆がバーストクロップなので、尚更シワが伸びにくいのだと思います。

珈琲豆の特性に合わない焙煎をして無理な結果を期待してしまったみたいですね。

「蒸らしを意識した焙煎」で、1ハゼまで開口部の蓋をしたままやったらどうなるのか?テストする予定でしたが、このような回答をショップからもらってしまったので、どうしようかな?

やるだけ無駄なような気が・・・・

 

**** ショップからの回答 全文 ****

いつもお世話になっております。
お問い合わせをいただき、ありがとうございます。
返答が遅れまして申し訳ございません。

■タンザニア オルディアニ
タンザニア産の生豆は全体的に豆質が固めで表面のシワが
伸びにくいです。 ミディアム~ハイローストではシワは
伸びないと思います。 シティー~フルシティーローストで
ハゼ終了までの火力を若干落とし、2~3分焙煎時間を
のばしてみてはいかがでしょうか?

■焙煎しやすいコーヒー豆
コロンビア産の豆も固めで焙煎が難しいのですが、
「コロンビア ピコクリストバル」はコロンビアの中では
豆質が比較的柔らかいので焙煎しやすく、繊細な甘味と
酸味を持ち合わせており、おすすめです。

焙煎しやすい豆としましては「キューバALとTL」、
「エクアドル グレートマウンテン」、「エクアドル
アンデスマウンテン」をおすすめさせていただきます。
(キューバは只今欠品中ですが近日販売再開の予定です)

カリブ海産(キューバ、ジャマイカ、ハイチ、ドミニカ)
の豆は色づきもよく焙煎しやすいのですが、味が繊細
なのでハイロースト以上の深煎りにすると苦味ばかりが
前面に出てしまいます。ミディアム~ハイローストを
おすすめさせていただきます。
疑問な点がありましたら、ご連絡下さい。
よろしくお願い申し上げます。
ワールドビーンズショップ

コーヒー豆の色の違いと進捗状況の報告

テスト | by 管理者
3月 07日 2012 年

モーターの納期ですが、4月9日にメーカーから到着するとの連絡があったので、コーヒーロースターは早くてもそれ以降のご提供になります。

 

ローストを終了したときのコーヒー豆の色づきについて

ところで、現在いろいろな豆を焼いて最終確認をしておりますが、「あれっ」と思ったケースがあったのでお知らせします。

この写真は両方ともグアテマラを2ハゼが始まった直後にローストを終了した写真です。

グアテマラ

何度撮っても暗く写ってしまうため、画像処理ソフトを使って少し明るくを補正しましたが、それでも微妙な色の違いなのでなので、少し判り難いかもしれません。

どちらも2ハゼの1っ発目が来たときにローストを終了したのですが、見て欲しいのはコーヒー豆の色の違いです。

左は黒っぽくて、右はやや茶色っぽい(明るい)

実は熱源から回転ドラムの位置を極端に離して(足を高くして)焼いてみました。

※ 足の高さを高くしたので当然火力を強くしています。

「左」は現状の仕様のコーヒーロースター、「右」は足を極端に高くした仕様のコーヒーロースターで焼いてみました。

 

 

足を極端に高くした方が良いのか?

足を(極端に)高くしたした仕様のロースターで何度かテストした結果、どちらが良いのか聞かれると、2ハゼ前で終了するような使い方であれば、足を高くした方が色づきが少なくて良いような気がしています。

また、焼きムラに関して、現状仕様のままコパカバーナ農園をミディアムにすると焼きムラが多いですが、足を高くしたらかなり改善しました。

 

現状仕様のコーヒーロースターでミディアムに焼いたコパカバーナ農園・・・若干焼きムラがある

現状仕様のコーヒーロースターで焼いたコパカバーナ農園

 

足を高くしたコーヒーロースターでミディアムに焼いたコパカバーナ農園・・・焼きムラが少なくなっています

足を高くしたコーヒーロースターで焼いたコパカバーナ農園

 

しかし、同様にコロンビアをミディアムに焼くと現状仕様のコーヒーロースターでもムラ無く焼けます。

 

現状仕様のコーヒーロースターでミディアムに焼いたコロンビア・・・問題なし

現状仕様のコーヒーロースターで焼いたコロンビア

 

現状仕様の足の高さのコーヒーロースターでコロンビアでは焼きムラが発生していないので、この焼ムラの発生原因がロースターの足の高さの問題なのか、それとも焼き方の問題なのか、それともコーヒー豆の違いにあるのか良く分っていません。

 

そしてこれが極端に熱源から回転ドラムまでの距離を離したコーヒーロースターの写真です。

今までより8cm高くしてテストしています。

8cm高くしてテスト中

 

取り合えず、この事実が判明してから、フレームの製作を加工業者に待ってもらっていますが、仮にこの高さのコーヒーロースターにしてしまうと、背の高さが高すぎて左右の取っ手(ハンドル)で持ち上げてコーヒー豆を取り出すのは使い難いだけです。

もし、足の高さを変えるなら、下の写真みたいに高さ調整台の上にコーヒーロースターを置き、ローストが完了したら高さ調整台の上に乗っている本体のみ持ち上げてコーヒー豆を取り出す方法が使いやすくて良いと思っています。

高さ調整台に乗せたロースター

 

足の高さを変更した方が良いのかどうか、もう少し検証してみないと分らないですが、浅炒りしなければ「高さ調整台」は不要だと思っているので、必要な方のみ別途「高さ調整台」をご提供という方針で良いような気がします。

 

 

設計者から

趣味で行うコーヒーローストにコーヒー豆の色が濃いとか薄いとか、少々考えすぎかも知れませんが、いろいろな方が使うことを想定して現在調整しております。

開発状況を設計段階から皆様に公開して、開発ストーリーとして長所も欠点も洗いざらいお話しており、このブログに公開していることが、このコーヒーロースターの性能です。

どんなコーヒー豆でも浅炒りから深入りまでパーフェクトに対応することは出来ませんが、火力・ダンパー・足の高さを調整して、さらに工夫してオリジナルのフードを作ってもらえれば、対応できるケースが増えてくると思っています。

あくまでも、楽しくコーヒーがローストできること。・・・それが最終目標です。

珈琲ロースターの進捗状況の報告

テスト | by 管理者
2月 23日 2012 年

1週間ほど更新をサボっておりました。m(_ _;)m スマン!!

 

例のごとく何もやってなかったわけじゃなくて、・・・・

取り合えず現状報告です。

バネのフックが真ん中に来ないトラブル

フックの部分が真ん中にないバネは使い物にならないので返品し、代わりに同様の仕様で別の会社にバネを作ってもらいました。

出来上がりは今までのより全然きれい。

バネの不良品

 

細かいところだけでど、フックの断面を見るとまっすぐに切断されています。

バネの切断面1

 

それに対して今までのバネは斜めに切断されています。

すべてのバネがこんな感じなので仕事に対する丁寧さが違います。

バネの切断面2

値段も殆ど変わらないので、バネはこの会社に作ってもらうことにしました。

フレームの設計変更

次に珈琲ロースターのフレームですが、発注間際になって1箇所見直しを行いました。

細かいことですが、支柱を固定するフレーム側の穴を上下に2個増やして、ネジとネジの間隔を広くしました。

こうすることで、支柱を固定するときに、ボルトとボルトの2点間の距離が広くなるため、支柱が斜めに傾くことを防ぐことが出来ます。

モーターの発注に関するトラブル

ところで回転ドラムを駆動するモーターで1つ問題が発生しました。

代理店に再度見積もりを取ってから発注したら、会社の上層部の決済がおりなかったらしく代理店から販売を拒否されました。

代金前払いという条件を了解しているにもかかわらず、このような対応をされたので、さすがにムカつきましたが、代理店の営業も謝っており、モーターメーカーの営業も同様の価格で取引きできるように別の代理店に働きかけてくれると言っているので何とかなるだろうと思っています。

この代理店は商社というより電気工事店なので、部品を販売するだけの商社とは毛色が違っており、それが販売拒否の原因かもしれません。

しかし、この代理店制度ってなんとかならんかな~。

代理店なんて価格を上乗せするだけで、良いことなんて何一つないので、モーターメーカーと直接取引きしたいです。

一番時間が掛かりそうな回転ドラムとフレームの発注は終わっていますが、バネとかモーターとか一番問題なさそうなところで些細なトラブルが発生しています。

販売用ページの作成

次に販売用のページを作り、ショッピングカートの機能を組み込みました。

ショッピングカート

 

沢山の種類の商品を販売するわけではないので、有料で高機能なショッピングカートは避け、フリーで銀行振り込みと代金引換の2種類の決済機能のあるKent-webさんのカートにしましたが、標準機能では代金引換の手数料が一定額の設定しか出来ないため、取引金額に応じて手数料が自動的に変わるようにcgiプログラムを修正して実装しました。

それに伴い代金引換の手配ができるようにヤマト運輸に問い合わせて、e-コレクトの申し込み用紙をもらいました。

なんでも審査があって、一ヶ月くらいかかるとか。

う~ん、意外にやることが沢山あって面倒くさい。

セラミックの焼網を使ってコーヒーのローストに与える影響を検証しました。

テスト, 温度計やコンロや小道具 | by 管理者
2月 02日 2012 年

今日は盛りだくさんです。

 

コーヒーをローストするときにセラミックの焼網を使ったときの安全性

 

前回のブログで、セラミックの焼網を使ってコーヒーのローストをシミュレートしてカセットコンロを置いたテーブルの温度を計測するとお話しましたが、そのテストを実施しました。

調査したコーヒーロースターには天ぷらガードのフードを付けない「お手軽ロースト」として紹介しているコーヒーローストでの調査です。

 

① 温度計の熱電対をIHコンロにテープで固定する。

温度計の熱電対をIHコンロに固定

 

② 熱電対の上にカセットコンロのバーナーが来るようにカセットコンロを配置し、ゴトクの上にセラミックの焼網を乗せる。

カセットコンロを配置

 

③ コンロに点火して火力をコーヒーローストするときと同じ強さに調整する。このときのテーブルの温度は23度

開始時のテーブルの温度

 

④ 10分経過したところでテーブルの温度は51度まで上昇

10分経過後の温度

 

⑤ 15分経過したところでテーブルの温度は69度まで上昇

15分経過後の温度

 

⑦ 20分経過したところでテーブルの温度は81度まで上昇

20分経過後の温度

 

20分経過したところでテーブルの温度は81度ですが、テーブルが焦げる温度ではありません。

そして、カセットボンベは熱いどころか、冷えて冷たいです。

カセットボンベの温度

 

81度もあるので、テーブルは熱い。

テーブルの温度

 

これが、加熱時間とテーブルの温度の表です。

時間(分) 温度(℃) 時間(分) 温度(℃)
0 22 11 56
1 23 12 58
2 24 13 62
3 26 14 66
4 29 15 69
5 31 16 73
6 36 17 74
7 40 18 76
8 44 19 79
9 48 20 81
10 51

 

「お手軽ロースト」でコーヒーをローストするときにセラミックを焼網を使っても、焦げたり熱で変色するテーブルの上でやらなければ、おそらく問題ないだろうと思います。

しかし、前回も言いましたが、メーカーが使うなといっているものをお勧めするわけにはいかないので、セラミックを焼網を使うのであれば自己責任でお願いします。

 

 

 

天ぷらガードの安全性

 

次に、天ぷらガードをコーヒーロースターのフードに使ったときの安全性について調査しました。

まず、「天ぷらガードは燃えるか?」ですが、燃えません。

下の写真のように赤くなって溶けます。

天ぷらガードは燃えるか?

 

天ぷらガードをガスの炎で直接加熱すれば写真のように溶けますが、実際にコーヒーのローストで直接過熱するような使い方はしません。

そこで、コーヒーのローストで使うようにフードの中にセラミックの焼網を入れて火力を全開にして加熱しました。

※ 実際はステンレスのフレームを介して天ぷらガードを取り付けるので、この実験の方が条件としては過酷です。

 

予想外のハプニングが起きてもすぐに水が使えるキッチンの流しにカセットコンロとセラミックの焼網を配置

セラミックの焼網を配置

 

今となっては使わないフード1号の天井に温度計をセットしてカセットコンロに点火して火力を全開にします。

フードの燃焼試験開始

 

しばらくすると何やら天井付近から煙が発生しています。フードが燃えているのか?

天井付近から煙が発生

 

そのときの温度は369度

煙発生時の温度

 

フードの中をのぞき込むと遠赤外線でまっかっか

フードの中の様子

 

この状態でセラミックのすぐ下にある天ぷらガードを確すると、全く問題ありません。

天ぷらガードはガスコンロのバーナーの汁受けに使われているのと同じ材質なので問題なくて当然ですね。

赤くなっていても天ぷらガードに問題なし

 

そのときの温度は467度

結局、温度計の表示はこの付近を上がったり下がったりしていました。

温度の測定

 

10分経過したところでテスト終了

10分経過後テスト終了

 

カセットボンベは熱くないです。むしろ冷たい。

カセットボンベの温度

 

煙が上がって燃えていたのは、温度計の熱電対を保護している熱収縮チューブでした。

黒焦げのボロボロの熱収縮チューブ

燃えていたのは熱収縮チューブ

 

フードの内側を見ても、熱電対が焦げて黒くなっているところ以外に異常なし

フードの内側は異常なし

 

① コーヒーのローストで使う回転ドラムの温度は最高で約250度

② このテストから467度で天ぷらガード(材料はアルミニウム)は全く問題なし

③ アルミニウムの融点は660度・・・実際に使う温度帯は250度以下

これら①~③のことを勘案して、アルミニウム製の天ぷらガードをコーヒーロースターのフードとして使うのに何ら問題なさそうです。

セラミックの焼網の使用について

テスト, 温度計やコンロや小道具 | by 管理者
2月 01日 2012 年

普通のカセットコンロを使ってコーヒーをローストするときにセラミックの焼網や鍋蓋のようなものを使って炎を拡散して回転ドラムを均一に過熱する方法を推奨していましたが、カセットコンロの注意書きを読むと、セラミックの焼網を使わないように注意書きがあったので、何故なのか調べてみました。

セラミックの焼網の注意書き

 

おそらく元ネタはこの記事

簡単に説明すると、カセットコンロにセラミックの焼網を使ってカニを焼いて食べていたら、テーブルが焦げてしまった。

そこで消費生活センターに苦情をいったところ、同センターでテストを行って調査した。

カセットコンロの火力を全開にして1時間使用した後の木製テーブルの温度とボンベの温度を調べたらかなり高温だったので、消費生活センターは注意喚起したといったところ。

 

消費生活センターによる注意喚起の真相1

 

消費生活センターによる注意喚起の真相2

 

コーヒーをローストする上で、消費生活センターがテストしたように1時間も火力全開で加熱することはありえないっていうか、こんなことしたらコーヒー豆が燃えて火災になってしまうので普通に考えてありえないんだけど、メーカーがダメって言っているのに「はい、どうぞ」って薦めるわけにはいかないので、セラミックの焼網ではなく、普通の焼網を推奨ということにします。セラミックの焼網の使用は、ご自分で判断してください。

 

私のコーヒーロースターでは、使用する火力は最大で中火まで、しかも紹介している焼網もコーヒーロースターのフレームに入る小さなものなのでテーブルが焦げることはないと思いますが、使用するカセットコンロや焼網の違いによって、コンロを置いたテーブルの温度がどのくらいまで上昇するのか分らないので、燃えたり焦げたりしない場所で使用してもらうように注意喚起しようと思います。

とはいっても、実際にセラミックの焼網を置いてコーヒーローストしたときの温度がどのくらいになるのか興味あるところなので、調査してみました。

 

写真のようにフードを付けて中火で11分加熱すると回転ドラムの温度は温度計の測定限界の350度まで上昇しました。

私のコーヒーロースターにおける回転ドラムの適正温度は最高温度でせいぜい250度なので、350度という温度はちょっと上がりすぎなんだけど、この手の実験はマージンを積んでやるのが常なのでやりすぎくらいが丁度良いと思います。 ヾ (;´▽`A“アセアセ

このときのコンロを置いたテーブルの温度は74度

回転ドラム内の空気の温度

 

次にコンロの火を止めて240度くらいまで下がったところでコンロに再点火、その後250度くらいになるように火力を調整しました。

一番最初の点火からトータルで30分間経過した後のテーブルの温度は84度

30分間経過後のテーブルの温度

 

テストが終了した後のカセットボンベを触っても全然熱くないです。

カセットボンベの温度

 

やっぱり、テーブルを触ると熱いです。

テーブルの温度

 

使用するカセットコンロの構造(カセットコンロはコンロ内にガスが充満しないように底が穴あき構造になっているので、数あるコンロの中にはテーブルに熱を伝えやすいものがあります。)、焼網の大きさや高さ、火力等の諸条件でテーブルへの熱の伝わり方が変わるので、決してこの実験と同じようになるわけじゃないですが、用心のためにキッチンの人造大理石の上とか木製テーブルの上とか熱で変色が予想される場所で使用することは避けた方が良いと思います。

今回は極端な使用条件でのテストでしたが、次回は実際のコーヒーのローストと同様にテストしてみたいと思います。

普通のカセットコンロでフードを使わないでコーヒーローストする方法

テスト | by 管理者
1月 25日 2012 年

約1週間ぶりの更新です。

少し更新間隔が開いてしまいましたが、そのぶん内容が濃いです。

 

普通のカセットコンロでフードを使わないでローストする方法

普通のカセットコンロで手軽にローストできるというところから開発をスタートしたのですが、焼きムラ解消のため普通のカセットコンロをイワタニの焙家に変更し、さらにダンパーを実装したフードを付けたことで趣味のコーヒーロースターのスペックとしては、行き着くところまで行ってしまいました。

 

そして気がついたら、手元にあるローストデータは、コンロにイワタニの焙家を使ったものばかりだったという訳です。

 

現時点でダンパーを使ったローストテストで十分データが取れているので、過去を振り返って普通のカセットコンロにフードを付けないで「お手軽ロースト」した場合にどのように対応するのがベストなのかを調査することにしました。

 

基礎データの収集

まず、基礎データを取るため、以下の3通りの方法で火力を全開・中・小(中火より少し弱い程度)と変更して回転ドラム内の温度を計測しました。

もちろんコーヒー豆は入れていません。

 

① 直火でローストした場合

直火でローストした場合

 

② ゴトクの上に鍋蓋を置いた場合

ゴトクの上に鍋蓋を置いた場合

 

③ ゴトクの上にセラミックの焼網を置いた場合

ゴトクの上にセラミックの焼網を置いた場合

※ 広範囲で赤く赤熱している様子を見ると、セラミックの焼網の方が鍋蓋より遠赤効果がありそうな感じ。

 

 

セラミックの焼網では220度以上にならない。

以前、直火だとバーナーの熱が回転ドラムの一部分だけを過熱して焼きムラの原因になるので、鍋蓋をバーナーと回転ドラムの間に入れて熱が拡散することで焼きムラを抑えるようにしたことがありましたが、今度はセラミックの焼網も加えてテストをすることにしました。

 

100円均一で購入したセラミックの焼網です。

セラミックの焼網

 

この焼網をカセットコンロの上に乗せてその上にコーヒーロースターを置きます。写真では取っ手が付いていますが、邪魔だったので金鋸で切断して使いました。

セラミックの焼網を金鋸で切断

 

そしてこれが測定結果です。

このグラフの左半分にあるカクカクした折れ線グラフは、上で説明した3種類の方法で火力を全開・中・小と変えてテストした結果です。

尚、左下から右上に滑らかに伸びていく3本の線(「(参考)××ダンパー」)は、コーヒーロースターにフードを被せてダンパー操作した時のグラフです。

温度の比較

 

直火で火力を全開にすると、測定を始めて数十秒で200度をオーバーしたため、計測を中断しました。(一番左の赤いグラフ)

これは、直火なのでバーナーの上に何も遮る物が無いため、回転ドラムの狭い範囲が強烈に加熱されていることを裏付けており、火力を絞っても同様の傾向であることが予測できるので、 直火で加熱するのは止めた方が良さそうです。

よって、鍋蓋やセラミックの焼網等で熱を拡散して回転ドラムを過熱する方法が有効だと思います。

 

左側のカクカクした折れ線グラフを見ると分かるように回転ドラムにフードを付けないで加熱すると外気が回転ドラムに侵入することになるので、回転ドラム内の空気の温度が安定していないことが分かります。

それとは対照的に右上に滑らかに伸びていく(フードを付けてダンパー操作した3本の)グラフと比較すると、コーヒーをローストする上でいかにフードを付けることが大切なことなのか、良く分かると思います。

・・・とはいえ、このコーヒーロースターでフードを付けない時のベストの方法を探ることが今回のテーマなので、フードの利点の説明はこれくらいにしておきます。

 

このコーヒーロースターで1ハゼを起こすために必要な火力は、過去に行ったテストから回転ドラムの温度を240度以上にできる火力が必要ですが、このグラフを見ると直火と鍋蓋をゴトクの上に置いたときしか達成できていません。

ここで意外だったのは、セラミックの焼き網のときに火力を全開にしても温度が220度以上にならないことでした。

あまりにも想定外だったので、3回計測しましたが3回とも220度以上にならなかったので間違いないです。

ということは、セラミックの焼網をゴトクの上に置いて加熱した場合、220度以上に温度が上がりませんが、セラミックの焼き網では本当にコーヒー豆をローストできないのでしょうか?

 

セラミックの焼網でコーヒー豆はローストできるか?

火力を全開にしても温度が220度以上にならないセラミックの焼網でコーヒー豆がローストできるのか、ブラジルサントスNO2  17/18 100gを実際に焼いてみました。

すると、4分30秒 210度で1ハゼが始まりました。

その後コンロの火力調整つまみを回して火力を落とし、7分14秒で2ハゼが来たところでローストを終了しました。

そのときの温度は230度。・・・あらら、220度を超えています。

1ハゼがこんなに低い温度で始まるのは意外でしたが、もしかしたらこれが遠赤効果なのかもしれません?

というのは、「ゴトクの上にセラミックの焼網を置いた場合」の写真をみるとセラミックがかなり赤熱しているので、遠赤外線が沢山出ているのかも!?

 

 

試飲してみて

久しぶりのフード無しのコーヒーローストですが、試飲したところ不味い。

後味の悪い苦さが最後まで残るような感じです。

短時間ローストなのでコーヒー豆の乾燥が不十分なのか、それともコーヒー豆の芯まで熱が通っていないのか、このどちらかだと思います。

今回のテストを通して、カセットコンロのゴトクの上に鍋蓋やセラミックの焼網等を置いてバーナーの熱を拡散して過熱した方が良いということが判りましたが、鍋蓋やセラミックの焼網のどちらが良いのでしょうか?

おそらく、どちらでも大きく変わらないと思いますが、強いていうなら遠赤効果がありそうなセラミックの焼網ということにしておきます。

焼き始めの当初の火力を若干絞ればもっと良くなりそうな感じがするので、次回はこのあたりをもう少しテストして行きます。

ダンパー機能付きのフード4号機の作成

テスト | by 管理者
1月 13日 2012 年

フード4号機(ダンパー機能付き)を作り直しました。

作り直した理由はいくつかありますが、①ダンパー機能付きフードの作成手順を写真に撮りたかった、②ダンパーとして開けた穴がペラペラで強度がないので補強したかった、③排気穴が大きすぎるので適正な大きさに変更したかったってところです。

 

これがフード4号機(ダンパー機能付き)です。

フード4号機(ダンパー機能付き)

 

参考までに今までに作成したフード達、左から、フード1号、フード2号、フード3号(ダンパー機能付き)

歴代のフード

 

今までの排気口はこんな感じでペラペラのボロボロ

何度も使っているし、材質が天ぷらガードのアルミ箔なので耐久性が無いので仕方ないです。

排気口はボロボロ

 

今度の排気口は針金で補強して、開口部の面積も小さくしているので強度が全然上がっています。

裏から見た排気口

裏から見た排気口

 

表からみた排気口

表からみた排気口

 

これで4作目ですが、良いものに改良していくと作業が複雑になって工作レベルが上がってきます。

1号機を作ったときはおそらく30分もかからなかったと思いますが、ダンパー機能を実装するようになって工作レベルが上がり、この4号機にいたっては実質4時間くらいかかっています。

写真を撮りながら作業したので、実際はもっと短いと思いますが・・・。

以前、小学生レベルの工作だと説明しましたが、小学生レベルって言っていいのかな?

「解決偏」チャフの飛散対策

テスト, ノウハウ | by 管理者
1月 10日 2012 年

チャフを撒き散らかしてしまう冷却機の対策として100均でこんなものを買ってきました。

「糸くずネット」って書いてありますが、洗濯するときに洗濯物を入れるネットです。

洗濯物を入れるネット

 

 

ザルをこのネットに入れて、ネットのファスナーを閉じてサーキュレーターを回せばチャフはこのネットから外に出ないので部屋が汚れません。

これでキッチンでも冷却機が使えます。

それでも小さな粉のようなチャフ?はこの網の目から通り抜けてしまうので飛散を防ぐことは出来ませんが、おおよそこれで十分だろうと思います。

洗濯物を入れるネットにザルを入れる

 

 

キッチンで200gのコパカバーナ農園を焼きました。

可能であれば300g焼きたいところですが、焼いた豆が溜まりに溜まって・・・。

昨日、600gの珈琲豆を知り合いに引き取ってもらったばかりですが、まだ500gくらい手元にあります。

珈琲豆の焙煎風景

 

 

焙煎が完了したら、珈琲豆をザルにあけて、ネットのファスナーを閉めて、サーキュレーターのスイッチを入れます。

ちょっと手間だけど、この方法で200gを焦がさずに冷却することができました。

下の写真がネットに引っかかったチャフです。

ネットに引っかかったチャフ

 

 

これがハイローストまで焼いたコパカバーナ農園です。

焙煎が完了したコパカバーナ農園

 

 

冷却が完了したコパカバーナ農園からジャスミンのような独特の匂いがしています。

ネットで調べると、「フローラルで甘い香り」なんて紹介しているところがありましたが、この匂いのことをいっているのかな。

2日前に温度を下げすぎて焙煎を失敗したコパカバーナ農園からこの匂いはしなかったので、上手く焙煎しないとこの匂いは出ないかもしれないですね。

住宅用火災警報器が反応してビックリ!

テスト | by 管理者
1月 08日 2012 年

最近は珈琲を焙煎している写真が少ないなって思った人はスルドイ

最近はキッチンで珈琲焙煎しないで書斎することが多くなっているからです。

理由は、300gの珈琲焙煎をするために冷却機を導入しましたが、チャフを豪快に撒き散らかすので冷却機を屋外に置く必要があり、書斎ならすぐにベランダに出られるので書斎ですることが多くなった訳です。

 

 

ほんの数日前のこと、ブラジルサントスの欠点豆が沢山あったので、200gの焙煎データを取るときにどうせ欠点豆なので今までやったことも無いような深い焙煎をやってみようと2ハゼが来てからも加熱を続けていたら、何か聞きなれないブザー音がします。

 

辺りを見回すと部屋が煙い。

 

窓を開けて焙煎していましたが寒いのでちょっと閉め気味にしており、換気が間に合わなくて火災警報器が煙に反応してブザーが鳴ったみたいでした。

 

警報器

 

今回の煙の事もそうですが、本当に珈琲豆が燃えても、すぐ横に水道のあるキッチンなら対処しやすいし、やはりキッチンで焙煎しないと安全上の問題が有りそうです。

いつも考えていることですが、冷却機を室内で使えるように何か対策を考えないといけないですね。

それと火災警報器のブザーが鳴っても嫁や娘が全然気が付かなかったことにも問題有りそう。

もっと大きな音で鳴るとか、「火災です」ってしゃべるとか、これから警報器を付ける人は何か考えたほうが良いかも。

コーヒーをローストする時の推奨容量と最大容量

テスト | by 管理者
1月 08日 2012 年

適正なコーヒーのロースト量はどれくらい?

コーヒーロースターの当初の設計では200gを最大容量としていましたが、生豆を回転ドラムに詰め込んで回してみたら300gは大丈夫そうだった。

そこでローストできる限界値を300gとして再設定し、実際に300gのコーヒー豆でテストしてから、今度は200gでテストを開始しました。

と、いきなりのっけから300gのコーヒーローストの話を初めてしまいましたが、実際は100gで散々テストをしてから300gでテストをしています。

よって、コーヒーロースターの限界値のテストは100g → 300g → 200gの順番で行っています。

もちろん、テストを行うごとに単位時間ごとのガスの量、温度のデータを計測しています。

そして、何度もテストを繰り返してデータを取っていくと、このコーヒーロースターの適正なコーヒー豆の量が分ってきました。

 

 

 

ローストする時間と火力の相関関係

何度もコーヒーをローストすると判りますが、加熱する時間が長くなり過ぎると、味が抜けてコクがなくなります。

この味が抜けることを「スカスカになる」という表現をする人もいます。

コーヒー豆の量を増やすとそのままの火力ではロースト時間が長くなりすぎて味が抜けてコクがなくなるので火力を強くしてローストにかかる時間を短くします。

しかし、火力を強くし過ぎると直火があたる外周部の豆は焦げるかわりに、外周部の豆の上に堆積した内側の豆は温度が低くて火が通らない。

堆積した豆が多ければ多いほど、焼けムラが酷くなり、焦げてエグ味がでてきます。

つまりローストするコーヒー豆の量を増やして限界値を調査すると、この「2つの矛盾するポイント」を見極めて落としどころを決める必要が出てきます。

今までのローストデータを見ると、200gまではコーヒー豆の増加に伴って火力をリニアに増やしても一般的なロースト時間内に収まっていますが、300gの場合は同様に火力をリニアに増やしていくと時間が長くなり過ぎて、この時間内に終了しないことが判ってきました。

よって火力を強くしてこの時間内に終了させるように調整しますが、当然火力オーバーなので基準となる温度を閾値としてこの温度を超えないように火力を絞る操作が必要になります。

このロースト方法で何度もテストした結果、開発中のロースターにおける「2つの矛盾するポイント」の限界値は、300gよりもう少し高いところにありそうですが、300gが320gになっても350gになってもあまり意味のないことなので、これ以上のテストをする予定はありません。

このコーヒーロースターの最大容量は300g以下であり、この方法で問題ないことを確認しています。

というより、このコーヒーロースターの推奨容量は200g以下、最大容量は300gとするのが良いかな。

 

 

 

ボリビア コパカバーナ農園のロースト

注文していたコパカバーナ農園が届いたので、早速100gをハイローストでローストしてみました。

コパカバーナ農園

 

無造作に取り出したコーヒー豆ですが、殆ど欠点豆がありません。

同じ店で買ったブラジルサントスNO2 17/18と全く違います。

コパカバーナ農園の生豆

 

今までブラジルサントスNO2 17/18でテストしていたので、それの100gのときのローストしたデータを引っ張り出して火力とダンパーを調整したところ、意外に低い温度で1ハゼが始まったため、1ハゼ時の火力を下げすぎてしまい、温度計とにらめっこして温度調整することになり、ロースト時間がちょっと長めの19分かかってしまいました。

ブラジルのナチュラルは高めの温度で1ハゼが始まり、その1ハゼを維持するにはそれなりの高めの温度が必要なコーヒー豆なので、この豆のローストパラメータをそのまま他のコーヒー豆に適用するのは難しそうです。

これがハイローストでローストしたコパカバーナ農園です。

ローストしたコパカバーナ農園

 

コパカバーナ農園をローストしてすぐに試飲した印象は、ブラジルに比べるとすっきりして飲みやすい感じですが、紹介資料にあった「甘い」という印象はありませんでした。

水洗の豆だからこんな感じなのか、それともロースト後数日置けば甘く感じるようになるのだろうか?

 

 

 

確認窓の廃止

設計当初から採用予定だった炎の確認窓ですが廃止します。

フードを付けてダンパー操作をすると、この確認窓からの吸気(冷気の侵入)も考慮することになり、どうも調子が悪い。

ようするに温度が下がり過ぎてしまう。

安全上の配慮と炎の大きさ(火力)が判り易いので確認窓を付ける予定でしたが、コンロの空気取り入れ口から確認できるので安全上の問題は無いだろうという結論に達しました。

確認窓の廃止