‘機能向上’ カテゴリーのアーカイブ

ベアリング付き焙煎機のテスト開始

機能向上 | by 管理者
12月 09日 2015 年

ベアリング付き焙煎機の開発趣旨

今回、ベアリングを珈琲焙煎機に実装すべくテストを開始しました。

ベアリングを組み込んだ焙煎機

焙煎機の回転ドラムの受けにベアリングを使うと熱の問題があり、その問題を解決するには耐熱ベアリングを使う必要がありますが、価格が高い。
おそらく耐熱ベアリングを実装するだけで1万円は販売価格がアップします。
そのためベアリング無しで開発・販売しましたが、耐熱性の無い安いベアリングを消耗品として扱う方法があり、実際にそのように使っている方がいらっしゃいます。

耐熱性の無いベアリングの価格は1個あたり数百円。
これなら数回焼いてベアリングが壊れて取り替えることになっても納得出来ますよね。
例えば、月に1回珈琲を焼く人が6回目でベアリングが壊れて取り替えることになっても半年ごとに数百円の出費。
また、前述したご自分でベアリングを組み込んで使っている方は2年間で20回近く使っているけどノートラブルとの事。
この方が使っているベアリングの種類や実装の仕方が私の焙煎機と違うし、人によって珈琲を焼く頻度が全然違うので、ベアリングの耐久性に関して一概に比較出来ませんが、せいぜい数百円の部品なので、壊れたらホームセンターで購入して頂き、自ら交換して頂くことを考えています。
これがベアリング付き焙煎機の開発の趣旨です。

それともう一つ、ベアリングはサイズさえ合えば耐熱ベアリングも取り付けできます。
ただし、耐熱ベアリングは価格が1個あたり数千円かかり、耐熱性の無いベアリングの価格のおおよそ10倍します。
耐熱ベアリングの耐熱温度は230度(これより低い温度の耐熱ベアリングもあります)であり、珈琲焙煎機で使うにはほぼ上限に近い温度です。
こちらも消耗品とはいえ、1個数百円の安物とはかなり耐久性が違うと予想されます。
しかし耐熱ベアリングも無茶な使い方をすれば壊れることが予想され、耐久性に保証なんて出来ませんが、耐熱性の無い1個あたり数百円の安いベアリングにするか、価格が10倍する耐熱ベアリングにするのか、また従来のベアリング無しにするのか、3種類の選択肢の中からご自分の焙煎頻度やスタイルに合わせて選んで頂くことを考えています。

 
 

珈琲焙煎機への組み込み

いつも使用する珈琲焙煎機にベアリングの付いた支柱を取り付けました。
そして電源コードを接続してスイッチを入れると、「ゴー」という今まで聞いたことの無い音がしました。
正直言ってベアリング無しの従来の珈琲焙煎機より「やかましい」。

ベアリング付き焙煎機
 
 

ベアリングと接触する回転ドラムの開口部の表面にサラダ油が炭化した汚れが付着してしており、これが原因であろうと汚れを耐水ペーパーで除去。
そしてスイッチを入れると「ゴー」という音は小さくなったものの、まだ発生しており、ベアリング無しの焙煎機の方が静かな位です。

耐水ペーパーで汚れの除去
 
 

何、この音!発生原因は何?
ベアリングを使えば音が無くなると思っていただけに意外な結果になってしまいました。
そこで、ベアリングと回転ドラムの接触面に輪ゴムを挟んで金属どおし直接あたらなくすると、なんと音がしなくなりました。
原因は回転ドラムが回転する時に金属と金属の接触で発生している音でした。
そこで、回転速度を落とせば音が小さくなるのか回転ドラムを指でつまんで回してみましたが、音の大きさはそれほど変わらず、「ゴー」という音のピッチが長くなっただけ。
とりあえず、実際に珈琲を焼いて1ハゼや2ハゼの音が聞き取り難いのかテストをしてみることにしました。

接触面に輪ゴムを挟む
 
 

珈琲焙煎開始

テストで使用する珈琲豆はタンザニア KIBO 100g、手持ちの最後の珈琲豆です。
下の写真は、回転中のベアリングと開口部の蓋の状態です。
特に変な干渉もなく、問題なく回転ドラムもベアリングも回転しています。

焙煎中のベアリングの状態
 
 

そのまま焙煎を続けて、開始から11分49秒後、 回転ドラム内の温度232度で1ハゼ開始。
一番気になった「ゴー」という音ですが、音がしない。
いつの間に消えたんだ?
1ハゼの音が「ゴー」という音にかき消されて聞こえないのではないか?と心配していましたが、杞憂に終わってしまいました。
結果、開始~終了まで20分間焙煎を行ない、途中の1ハゼ及び2ハゼの音が問題なく聞こえました。
回転ドラムとベアリングが200度近い高温になっているので、たぶんそれが原因ですが、何故「ゴー」という音が消えた理由は分かりません。
今後数回珈琲を焼いて音が出なければ結果オーライで良いと思っています。

次にテスト直後にベアリングと回転ドラムの間に温度計のプローブを差し込んでベアリングの温度を測ってみたら約170度。
テスト終了時の回転ドラム内の温度が219度だから、外気に触れているとはいえ、予想よりかなり低い温度でした。
一番温度が高い1ハゼ発生時のベアリングの温度を測ってみないと確実なことが言い難いですが、230度の耐熱ベアリングなら割と余裕かも。

焙煎後にベアリングの状態を調べると、左のベアリングからグリスが漏れていました。
ちなみにここでテストしているベアリングは1個数百円の耐熱性の無いベアリングです。

焙煎後の
ベアリングの状態
 
 

ベアリングを外すとこんな感じです。
グリス漏れの予想はしていましたが、実際のところ何回くらい持つのかな?
5回?6回?・・・10回?
上の方で書きましたが、一ヶ月に1回珈琲を焼くする人が6回目でベアリングを交換なら半年ごとに数百円の出費、12回目で交換なら1年ごとに数百円の出費です。
ナットを外すだけでベアリングを交換できるので、それほど手間じゃない・・・はず。

グリス漏れ
 
 

今日のところはこんな感じです。
次回は注文している珈琲豆が届いてからになります。
テスト用に安い珈琲豆を買っておけば良かった・・・と後で気が付いた。

ベアリング付けることが出来る支柱の試作が完成した・・・のはず?

機能向上 | by 管理者
12月 08日 2015 年

ベアリング仕様の支柱

本日、加工屋さんからベアリングを取り付けることの出来る支柱が届きました。
これがその支柱です。
机にベタッとくっ付いたこの写真を見ると分かるようにこの支柱の反対側にでっぱりは有りません。
つまり、アルミ板やステンレス板でフードを作成した多くのお客様にも現在の支柱と交換して使って頂くことができます。/p>
ベアリング仕様の支柱の試作

そしてこれが構成する部品です。
ワッシャは近所のホームセンターで購入したものなので、実際の仕様とは異なります。

構成する部品

これらの部品を組み立てるとこのようになります。写真で見ると良く分からないのですが、ベアリングの取り付け位置がたった0.5mmズレただけで回転ドラムが支柱と干渉して穴に入らないか、ベアリングの上に乗らないので、既存の支柱に私の腕で穴あけ加工なんて出来ません。そこで開口部を少し大きくすると伴にボルトを立てる加工を専門の業者に依頼しました。

ベアリングを組み込んだ支柱

焙煎機に組み込むとこのような姿になります。

ベアリングを組み込んだ焙煎機

これで試作は完成だ・・・・って行きたいところですが、やはり落とし穴がありました。
今回ベアリングの取り付けに伴って、回転ドラムと支柱のクリアランスが少なくなるので、開口部の大きさを大きくするように指示してありましたが、加工屋さんから届いた試作品は元の大きさのまま。
現在、加工屋さんに作り直してもらうように問い合わせ中です。

ベアリングを取り付けた支柱の試作と途中経過

機能向上 | by 管理者
12月 07日 2015 年

今日は簡単にベアリングを取り付けた支柱の試作に関する途中経過を報告します。

現在、珈琲焙煎機の珈琲豆を投入する側の支柱にベアリングを取り付けられるような機能向上を行っています。

回転ドラムを支える珈琲豆の投入口側の支柱に穴を2個空けて六角ボルトを通し、2個のベアリングを付けて回転ドラムを支えるようにすれば良さそうなものですが、支柱の裏側にボルトの頭が突き出ると、既存のフードに干渉してしまい、ベアリング付きの支柱が取り付けられない場合が考えられます。

レンジパネルで作ったフードなら少しの力で折り曲げ可能なのでボルトの頭と多少干渉しても取り付け可能ですが、材質の硬いアルミ板やステンレス板で作っているお客様の場合はそうもいかず、そのような硬い素材で作ったフードでも取り付けられるように支柱の裏側に突き出ない方法でボルトを立てるように設計しています。

そして、完成した図面を加工屋さんに渡してお願いすると、当初の返事では何も問題がなく12月4日に試作品の納品予定日だったのですが、数日たってから部品が無くて試作できないとの回答が来ました。

理由を尋ねるとカタログ上では部品があるけど、市場に流通していないので、手に入らないということでした。

その手に入らないという部品は板金工程でパンチして取り付ける特殊なボルトですが、支柱が硬いステンレスに取り付け可能で、かつ長いサイズのものが市場に流通していないということ。

そこで加工屋さんと相談しながら手に入る部品だけで上記の要求が満たせるように設計変更を行ったのですが、当初案より納得いかない仕上がりになりそうなので、当初案で試作出来るように至るところに電話をかけまくって探したところ、流通していないはずのボルトをようやく見つけました。
付き合いのある部品問屋さんが偶然持っていたり、持っていなかったりするみたいですね。

早速その部品を手配したので、間違えがなければ近いうちに試作品が出来上がります。

この仕事は段取りを入念にやっても相手との意思の疎通が不十分で思いがけないものが出来上がることがあるので、今回も何か落とし穴があるかも?って思っていたら、やはり最後に落とし穴にハマリました。

ヤレヤレ! ┐( -“-)┌ヤレヤレ…

珈琲焙煎機に摩擦音対策としてホームセンターで購入したベアリングを取り付けたお客様からのご連絡

機能向上 | by 管理者
11月 11日 2015 年

珈琲焙煎機の支柱と回転ドラムの摩擦音

私が販売している珈琲焙煎機ですが、焙煎最中に支柱と回転ドラムが擦れて摩擦音が発生します。
そのため、摩擦音が発生した時は擦れる部分に爪楊枝でサラダ油を付けることで音は出なくなりますが、再度焙煎すると音が発生するため、対処療法でしか有りません。
そこで、お客様がホームセンターで購入したベアリングを珈琲焙煎機に取り付けて摩擦音の対策を行なった写真を送ってくれたので、皆様にご報告させていただきます。

珈琲焙煎機にベアリングを取り付けて摩擦音の対策を実施

写真を送付してくれたお客様は今から3年前に珈琲焙煎機を購入してくれた方ですが、ベアリングの耐久性について確認したところ、ベアリングを取り付けてからの1~2年の間にせいぜい20回くらい焙煎しており、今のところ動作に問題なしとの事でした。
使用したベアリングは耐熱ベアリングでないため、いづれベアリングに封入されたグリスが熱で変質して焼きつくことが予想されますが、1個数百円のベアリングなので交換すれば良いと割り切っているそうです。
ホームセンターで購入したベアリングの型番はNSK 635Zとのことでした。

参考までにモノタロウでのNSK 635Zの販売価格は2015年11月12日現在で156円/個です。

写真を見る限り、この対策にかかった金額はベアリング2個と汎用ステーと蝶ナットと六角ボルトとワッシャとナットで1000円~2000円くらいでしょうか?
全てホームセンターで揃う部品ばかりです。

正面から
正面から

前方斜めから
前方斜めから

横から
横から

上から
上から

金具のみ その1
金具のみ その1

金具のみ その2
金具のみ その2

金具のみ その3
金具のみ その3

ベアリング
ベアリング

今後の珈琲焙煎機の開発予定

珈琲焙煎機の開発当初にベアリングの組み込みを検討しましたが、耐熱ベアリングの価格の高さとベアリングの焼きつきの問題によるお客様からのクレームを恐れて不採用としました。
しかしベアリングを組み込んだお客様の報告を検討した結果、ベアリングが焼きつくことを前提にして組み込み、焼きついたら安価に交換できれば問題ないのではないか?と思い直しました。
仮に最大の使用回数が20回と仮定したときに、ベアリングの価格が数百円なら不満は無いですよね。
安いベアリングから耐熱性のある高いベアリングまで数種類用意して、ご自分の使用頻度に応じて選択してもらうという方法もあると思います。
今は時間が無くて無理ですが、時間が有るときにご提供することを考えていきたいと思っています。

写真を送付していただいたお客様には大変感謝しております。<(_ _*)> アリガトォ

ボンベがコンロから外れる!?気温が高い夏場のコーヒーロースト

ノウハウ, 機能向上 | by 管理者
7月 29日 2014 年

5月頃、今年は冷夏になると聞いて喜んでいたのに一転猛暑の予想に変わり、ここ数日間うだるような暑さが続いています。
キッチンの温度が30℃を越える中でコーヒーローストすると本当に暑いんですけど、それ以上に困るのがコーヒーのロースト中にガスボンベが熱くなり過ぎてコンロ(イワタニの「炉ばた大将 炙屋」)から外れてしまう事。
いつもコーヒーのロースト中に温度の上昇具合を監視しているので、「アレッおかしい、温度が上がっていない」ってコンロを確認すると、火が消えていることがしばしばあります。
エアコンの効いた涼しい部屋ならいざ知らず、私のキッチンはそうじゃないのでどうしたものかと・・・
※ ご使用のコンロの種類やローストするときの室温、時間の違いにより、ガスボンベが外れないコンロもあります。

ガスボンベがコンロから外れる理由

ガスボンベが外れる原因は、室温が高いから?と思いがちですが、そう単純ではじゃありません。
ガスボンベの中のガスが気化するときに周りから熱を奪うので、コンロでガスが燃焼するとガスボンベは冷えていきます。
ガスボンベが冷えると気化し難くなるので、ヒートパネルでガスボンベを暖めて気化を促進するのですが、夏場は温め過ぎるのでガスボンベ内のガス圧が高くなり過ぎてガスボンベが外れてしまいます。
これが気温の高い夏場にガスボンベが外れる理由です。
ヒートパネルは気温の低い冬には火力が落ちないので非常に有効ですが、逆に気温の高い夏はありがた迷惑な部品なんです。

対策は?

以前、ブログで簡単に紹介しましたが、気温の高い夏場は「炉ばた大将 炙屋」のヒートパネルを外してコーヒーローストに使用しています。
数日前、このコンロを使って200gのコーヒーをローストしましたが、ロースト完了後にガスボンベに触れるても人肌より少し冷たいくらいでガスボンベも外れませんでした。

以前撮影した写真を引っ張りだしたので上下逆ですが、ヒートパネル付きと無しのコンロの写真です。

ヒートパネルが付いたコンロ
ヒートパネルが付いた状態

ヒートパネルを外したコンロ
ヒートパネル取り外し済み

ヒートパネルを外す以外に、今までどおりローストして「ガスボンベが外れたら水でボンベを冷やしてコンロに再装着してローストを続ける方法」や「ガスボンベの温度が高くなり過ぎないようにガスボンベに濡れ布巾をかけてローストする方法」も考えられますが、私は安全性の面から「炉ばた大将 炙屋」はヒートパネルを外してローストする方法が一番良いのではないか?と考えています。

これはガスボンベが外れるほどヒートパネルで加熱するくらいなら、いっそのことヒートパネルを外した方が安全じゃないの?っていうのがその理由です。

ヒートパネルを外したときの問題点

私が何度も使った限り、「炉ばた大将 炙屋」でヒートパネルを外すと2つの問題点がありました。

1.着火性が悪くなる。
2.火力が落ちる。

着火性が悪くなると着火ミスをしたときのガスがコンロ内に留まり、次に着火したときの炎が大きくなります。
鍋物をするときに、何度か「カチッ、カチッ」とガスコンロのつまみを回して着火ミスを繰り返した後、次に着火したときの炎が大きくなった経験が誰にもあると思いますが、これと同じことが起こる可能性がります。
着火ミスをしたときは暫く時間をおいてから再点火するか、息を吹いてガスを拡散させてから再点火すれば大丈夫です。

次にヒートパネルを外したことにより、ガスボンベの温度が低くなってガスが気化し難くなるので火力が落ちます。
これはガス調整つまみを回してガスの量を多めに調整すれば大丈夫です。

私は上記のいずれの場合も大した問題ではないと考えています。

メーカーが気温の高いとき使うヒートパネルを別途用意してくれると嬉しいのですが、コストが上がるのでボンベが外れたら、冷ましてから付け直してくださいというのがスタンスなんでしょうね。

私は気温の高い夏場だけコンロからヒートパネルを外して使用し、気温が下がる秋から取り付けて使用しています。

ヒートパネルを外したときの火力調整のコツ

我が家では私一人しかコーヒーを飲まないので、一度のロースト量は100gにすることが多いのですが、100gだとヒートパネルを外しても多少火力が落ちたな~程度であまり影響ありません。
しかし、200gローストしたら・・・火力がかなり違う。
普段は一直線に温度上昇していくのに180度以降で温度計の数字が上下にフラフラしながら上昇していく。・・・明らかに火力が弱い。
14分丁度に火力アップしても温度の上昇スピードが鈍い。
ローストするコーヒー豆の量が増えるとヒートパネルを外した影響が大きくなるようです。
それを考慮して火力を調整すれば上手にロースト出来ると思います。

注 意
  コーヒーをローストすることを前提にイワタニの「炉ばた大将 炙屋」のヒートパネルを外して検証した結果を記載しましたが、その安全性を保証するものでは有りません。
  そして、ヒートパネルを外すとメーカー保証外の使用になることをご理解の上、自己責任でご使用ください。
  また、ここに記載した内容は「炉ばた大将 炙屋」のことであり、他のコンロでヒートパネルを外して安全に使用できるかどうか分かりません。

欠品していたコーヒーロースターの出荷を再開しました。

機能向上 | by 管理者
7月 11日 2013 年

昨日届いたばかりの撹拌用の羽です。

昨日の出荷から、こちらの羽に切り替えました。

届いたばかりの新作の羽

 

 

撹拌羽の取り付け

撹拌用の羽の枚数は、お客様の好みに応じて変えられるため、組み立て梱包してあったロースターを分解して羽を取り付けます。

このロースターには3枚の羽を取り付けます。

分解したロースター

 

 

撹拌羽を取り付けて、ロースターを再度組み立て直し、電源を接続して回転ドラムを回して不具合が無いか最終テストを行います。

再組立てと最終テスト

 

 

このロースターを購入して頂けるお客様はコーヒーの味を追求しているコーヒー通の方が多いので、分解してフードの取り付けを前提にしていることを考慮する必要があります。

※ 中には、アルミの板でフードを自作してしまう凄い方もらっしゃいます。

そのため、ナットを強く締め付け過ぎるとロースターが分解し難いので、その点に注意して組み立てています。

幸い大き目のボルト・ナットを使用しているので、適正な力で締めれば緩みにくい構造になっています。

※ 「取っ手」のナットだけは、外れると危ないので、気持ち強目に締め付けています。

 

楽しいコーヒーのローストも安全第一です。

もし「取っ手」のグラつきを感じましたら、ナットが緩んでいる可能性があるため、ナットを締め直していただくようにお願いします。

欠品していた部品と一緒に新作の攪拌羽が届きました。

コロンビア・クレオパトラSP, 機能向上 | by 管理者
7月 09日 2013 年

欠品していた部品と一緒に試作していた攪拌用の羽が届きました。

新作の攪拌羽

 

新作の羽の面積は従来品と一緒なので、コーヒー豆を攪拌する能力は同じです。

しかし従来品には羽の下に六角ナットがあったため回転ドラムと羽の隙間が大きくなり、コーヒー豆が挟まってしまう欠点がありましたが、新作の羽は六角ナットを無くしたため隙間が無くなりコーヒー豆が挟まることはありません。

 

 

従来品

これは従来品です。

回転ドラムの穴を通して羽と回転ドラムの間に隙間があるのが判りますが、この隙間にコーヒ豆が挟まってしまいます。

そのため、コーヒーを焙煎した後、挟まったコーヒー豆を爪楊枝でつついて落とす手間がありました。

従来品

 

 

新作

新作の羽です。

コーヒー豆は挟まりませんが、チャフ(コーヒー豆の薄皮)が挟まります。

チャフならこのまま放置しても問題無いと思います。

それでも、時々掃除してあげてください。

新作

 

 

焙煎テスト

新作の羽を取り付けて回転ドラムを回してコーヒ豆の様子を見ているだけでも大丈夫という手ごたえは有りましたが、実際にコーヒー豆を焙煎して結果を確認しない限りリリースする訳にはいかないので、100gのコロンビア クレオパトラSPを焙煎しました。

結果は、ご覧のとおり、かなりキレイに焼けています。

新作の羽で焙煎したコロンビア クレオパトラSP

 

さらにアップで撮影。

アップで撮影

 

 

今日、業者に攪拌羽の製作指示を出したので、問題なければ明日到着するはずです。

次回の注文から新作の羽に切り換えて出荷します。

よろしくお願いします。

 

 

コロンビア クレオパトラ SP100g 2013年7月9日焙煎
経過時間 温度(度) 火力 ダンパー
Ver2
メモ
0分 33 1.7 0% 豆は初めから投入
1分 58
2分 83
3分 102
4分 115
5分 129
6分 143
7分 155
8分 166
9分 179
10分 189
11分 199
12分 208 1.7→2.4
13分 225 2.4→1.2 13分ジャストで225度になったため火力を1.2に下げた。13分55秒 233度で1ハゼが来た。
14分 233 1.2→0.1 50% 1ハゼが活発になってからフタを外してダンパーを50%に変更
15分 223
16分 215
17分 210 17分で終了

 

コーヒーロースターのフードの改良、耐久性と保温性の向上を目指して!

機能向上 | by 管理者
4月 26日 2013 年

現在使用中のレンジパネル(天ぷらガード)で作ったフードはすでに1年4ヶ月使用しており、まだまだ十分に使えそうです。

そして、いつまで使うことができるのか確認しようと思っていましたが、耐久性と保温性の向上を目指してフードを作り直しました。

 

これが今回作り直したフードですが、見た目が一緒なので前作との違いが分からない!?

厚さが2倍なので、耐久性と保温性は前作のフードより、かなり向上しています。・・・ハズです。

新作のフード

 

ホームセンターで材料探し

理想は1mm厚のステンレス板で作成することだと思いますが、1mm厚のステンレス板は硬い素材なので業者に依頼しない限り個人で加工するのは無理。

そこで道具を持っていない個人がどこまで出来るのか、材料を探しに近くのホームセンターに行きました。

 

まず目についたのが0.1mmの厚さのステンレス板、455mm × 920mmで2,480円也。

0.1mm厚のステンレス板なら金切りばさみで切ることが出来ますが、中途半端な厚さなので切断面で手を切ってしまいそうです。

これで作ったらおそらく危険です。

0.1mmの厚さのステンレス版

 

 

次に目に付いたのが、0.3mmの厚さのアルミ板、455mm × 910mmで1,480円也。

上手に処理をすれば手を切ることもなさそう。

ちなみに0.6mmの厚さのアルミ板は2,480円でした。

0.3mmの厚さのアルミ板

ここら辺の材料で良いかな?って思いましたが、良く考えるとカッターナイフで丸く切り取れない可能性があるので、これらの厚めの金属板はボツ。

※ ジグソーを持っていれば金属板でも円形に切り取るのことが可能だと思いますが、私はジグソーを持っていないので。ところでアルミは粘りのある金属なので、ジグソーで切ると切り口が汚くなるかもしれないです。これはやってみないとなんとも・・・

 

そこで、レンジパネル(天ぷらガード)を2重に重ねてフードを作成することにしました。

レンジパネルの厚さは0.02mmのアルミ板(アルミ箔と言った方が正確かも)なので、それ1枚だけでは弱いのですが、フードの角の部分は何重にも折り重ねて強度を出すようにしているので、今まで使用していたフードでもそこそのこ強度が有ります。

今回はさらに2枚重ねて作成するので角の折り返し部分はレンジパネル10枚分の厚さ、つまり0.02mm × 10枚 = 0.2mmのアルミ板の強度に相当します。

 

 

フードの作成

用意する材料は全て2枚づつ必要になります。

材料は全て2枚づつ

 

 

2枚重ねて端をホッチキスで固定してからやると折り曲げ易い。

※ 折シロ部分が2cmあるので、端から約1cmの位置をホッチキスで止めれば、折シロを折った時にホッチキスのハリも一緒に折り込まれて見えなくなるので好都合

2枚重ねる

 

 

2枚重ねているので、端をこのままにするよりは・・・

端の処理をする前

 

 

このように5mm程度折り曲げて処理をした方が使い易いし、強度アップになる。

端の処理をした後

 

 

これで完成です。上部のスライド扉は前作のフードから流用します。

新作のフード

 

基本的な作成方法は、ホームページで紹介している一枚物のフードと一緒ですが、以下の点で変更しています。

上部のスライド扉のガイドの折り返し部分で従来のフードは2重に折り返していましたが、今回は1重で折り返しています。

これは2枚重ねて作成しているため、2重に折り返すと厚みが増して折り返しに難儀することが予想されたからです。

また、フレームと支柱の間の下側のボルトにM8のワッシャ(余ったレンジパネルでもOK)を挿入して隙間を調整しています。

※ 今回の設計図は後日掲載します。

 

今回のフードは前回よりしっかりしていますが、作成に丸々半日かかって面倒くさかったです。

しかし製作費は全然安く、たったの298円でした。

今まで使用していたフードは1年4ヶ月以上の耐久性があったので、今度のフードはさらに数年?って期待しています。

次回から新作のフードで珈琲をローストします。更新していくつもりなので、よろしくお願いします。

回転ドラムのフタの改良、ハトメで穴を補強しました。

機能向上, 蒸らし焙煎 | by 管理者
4月 15日 2013 年

回転ドラムのフタを作り直しました。

今までのフタと何が違うのか?

温度計のプローブを通す穴にハトメを付けて補強しました。

新作のフタ

 

 

昨年の9月に作成した回転ドラムのフタですが、温度計のプローブが穴に当たるため、少しずつ穴が傷んできました。

これが約半年使い込んだフタですが、少し穴の部分がササクレています。

このまま使い続けても問題ないですが・・・

傷んだ穴

 

 

何か穴を補強出来ないか100均を探したところ、安くて良いものを見つけました。

ダイソーで買ったハトメとそれをかしめる工具セット、合わせて210円です。

8mmと10mmのハトメが有りましたが、8mmを買いました。

穴が小さい方が密閉性が上がるかな?程度ですが、結果どちらも変わらないでしょうね。

好きな方で良いと思います。

しかし、掲載している設計図が10mmの穴なので、8mmのハトメを使用するのであれば、フタのパーツに開ける穴の大きさを8mmに変更してください。

100均で買ったハトメと工具

 

 

フタのパーツとハトメとそれをかしめる工具です。

フタの部品とハトメ

 

 

下皿座と上皿座の間にハトメとフタを挟んで金槌で叩くと・・・

ハトメを金槌で叩く

 

 

ハトメでかしめたフタのパーツです。

ハトメで補強の完成

 

 

フタの完成です。

取り敢えず今日はフタの作成まで。

完成

 

高さの低い羽の試作と2ハゼの音の確認、そして焼きムラの報告

機能向上 | by 管理者
11月 17日 2012 年

羽の試作

高さの低い羽を試作しました。

羽の高さはナットの高さも入れて約10mmです。

取り敢えず珈琲豆を入れてドラムを回したところ、ちゃんと掻き揚げているので攪拌性能は大丈夫そう。

そして攪拌するときのカシャカシャという音も小さくなっているようです。

※ 穴開けをミスした失敗作の羽が1個あったので、これを使って試作しました。

高さを低くした試作の羽

 

 

 

焼きムラについて

まず、コロンビア・ピコクリストバルSPを100g焼いたところ、焼きムラも無く良い感じです。

若干いつもより深め(普段より2分長め)に焙煎しましたが、2ハゼが確認できなかったので温度が原因かもしれません。

19分後の終了時の温度は203度まで下がっていました。

これ以上深く焙煎したくなかったので、ここで終了。

コロンビア ピコクリアストバルSP

 

 

 

2ハゼの音は確認出来るか?

あまり珈琲の味が好みではないコパカバーナ農園(今ではテスト用の珈琲豆に成り下がってしまいました。)を100g焼きました。

今度は最低温度を前回より20度高くして220度を下回らないようにしてみると2ハゼの音がしっかりと聞こえるので、この羽の高さで大丈夫だと思います。

下の動画は、焼き始めてから20分後の2ハゼのピークの部分を10秒程度切り取りましたが、2ハゼの音がしっかりと確認できます。

※ WindowsXPのFirefoxだとメディアプレイヤーのコンソールが表示されないかもしれません。その場合は動画の上で右クリックして「再生」を選択してください。またはInternet Explorerをご使用ください。

※ 2ハゼの音は1ハゼの音と違って油が撥ねるような「ピチピチ」という小さな音なので、分かり難いです。

 

このときにフルシティまで焼いたコパカバーナ農園ですが、上に掲載したコロンビア・ピコクリストバルSPと比較すると色がかなり違いますね。

コパカバーナ農園 フルシティ

 

試作の羽でコロンビア・ピコクリストバルSPとコパカバーナ農園の2回焙煎しましたが、あと何回かテストしてみます。

今回は2ハゼの音が聞こえるかどうかの確認をしたかったので、最低温度を高く(220度)して焼きましたが、例え2ハゼの確認が出来ても最低温度を高くするとエグミが増えて珈琲の味や香りは落ちます。

私が確認する限り、2ハゼの有無にかかわらず(拘らず?)、最低温度を200度目安として焙煎した方が良い結果が出ています。

 

 

 

取りあえず掃除。

回転ドラムの開口部と支柱と接する部分が相当汚いことに気が付いたので、羽を付けたまま掃除してしまいました。

当初、羽が引っかかって洗い難いだろうと思っていましたが、羽が付いていてもそれほど問題なく洗えてしまいました。

ちょっと意外!

それでも、本当にキレイにするなら羽を取り外した方が良いでしょうね。

回転ドラムの洗浄

 

支柱と回転ドラムが擦れて音がしたら、サラダ油を付けて音が鳴らないように対策しますが、油が炭化してこびり付くので、耐水ペーパー(#800~#1000)で擦ってきれい汚れを落とします。この耐水ペーパーは#800です。

回転ドラムのこびり付いた汚れ

 

すると、このようにピカピカになります。

掃除後の回転ドラム

 

支柱も耐水ペーパーで擦ってきれいにしました。

掃除後の支柱

 

 

1年前のフードとの比較

現在使っているフードは初代から数えて4作目、今年の2月に作ってから同じものを使い続けて9ヶ月目に突入しています。

所詮天ぷらガードで作ったフードなので、不意に手や足が当たったら潰れてしまいますが、それさえ注意すれば意外に長持ちするようです。

事実、右上の角がいつの間にか潰れていましたが、菜ばしで突いて直してしまいました。

潰れた部分は内側から棒のような物で突いて元の形に戻せば良いですが、破れると(大きさによりますが)作り直すしかありません。

4作目のフード

 

こちらは昨年11月に即興で作った1作目のフードですが、1年前のものと比較するとかなり違いますね。

その間、かなり苦労したから・・・

1作目のフード