‘温度計やコンロや小道具’ カテゴリーのアーカイブ

コメダ珈琲の温めなおしても香りが飛ばない意外な秘密と0.1g単位の秤の勧め。

温度計やコンロや小道具 | by 管理者
5月 20日 2016 年

愛知県の名古屋市にはコメダ珈琲がベタベタ沢山あります。

しばらく前に打ち合わせでコメダ珈琲に入ったのですが、中国人と思えるおにーちゃんが使い古した汚い雪平鍋でコーヒーを温めていました。
こんなことしたら、「コーヒーの香りが飛んじゃうのに!」って思っていたら、意外にも出されたコーヒーは香りがあってそんなに酷くない。

不思議に思って自宅で調べるとコメダ珈琲は工場でコーヒーを生産する方法で特許を取っているんですね。
その特許とは工場でコーヒーを大量生産したときに出来立てのコーヒーの香り成分が揮発する前に急速冷却するというもの。
おそらく工場で作って数日経過したコーヒーが温めなおされてお店で出されると思うのですが、時間を置いて温めなおしても香り成分がコーヒーに含まれているのでそれなりの香りがするわけです。
ちなみに家庭で淹れたコーヒーは、冷める間に香り成分が揮発してしまうので、温め直すと美味しくないです。

コメダ珈琲の製法は省力的で大量生産の今の時代に相応しい賢いやり方なんだと思います。
特許文書を読むとそれ以外にシャワーノズルによるお湯の供給や抽出時間に関していろいろ書かれていましたが、いつ作っても同一の品質のコーヒーを大量に提供するという点で必要なノウハウなんでしょうね。
チェーン店らしい80点狙いのコーヒーの作り方だと思います。

それに対して私はいつも100点満点を狙っていますが、コーヒーを淹れる度に味や香りが違います。
点数を付ければ70点~100点の間で行ったり来たりって感じです。
お湯の温度や抽出時間、豆の量など様々な要因が絡んだ結果であり、これを職業にする人がいるくらいだからドシロートの私には上手く出来なくて当然なんだろうと思います。

ところで、このたび0.1g単位の秤に買い換えました。

RIMG1191

正確には今まで使っていた1g単位の秤が壊れたことが買い替えの原因ですが、新しい秤で10gのコーヒー豆を1g単位と0.1g単位で切り替えて計りなおすと9.6g~10.6gの間の重さを10gと表示することが分かりました。
つまり1g単位の秤で10gのコーヒー豆を計ると約1g(10%)の誤差になります。
仮に10gで200ccのコーヒーを抽出した場合、10%の誤差は190~210ccの幅があることになり結構大きい。
これは水を計量してカップに入れてみると良く理解できます。
少量のコーヒー豆を計量することが多い場合、1g単位より0.1g単位の秤の方がお勧めですね。
そんな当たり前なこと今更言うな!と怒られそうですが。

前々から0.1g単位の秤に代えたいと思っていましたが、作ったコーヒーが濃ければお湯で薄めれば良いやという考えと、壊れてないのに買い換えるともったいないとの考えから今まで買い替えを躊躇ってきましたが、今回本当に古い秤が壊れてしまったたため、運よく?買い換えることが出来ました。
古い秤は7年くらい使ったのかな?
壊れるまでお疲れ様でした。
秤を新調したことでコーヒー豆が正確に計量できるので出来上がったときの味のブレが収まって、下手クソなりに少しは美味しいコーヒーが出来ることに期待しています。

焙煎機で使っている「炉ばた大将 炙り屋」の焼き網の購入

温度計やコンロや小道具 | by 管理者
3月 24日 2016 年

私がいつもコーヒー焙煎で使っているコンロ「炉ばた大将 炙り屋」の焼き網はイワタニが消耗品として販売しており、お近くのホームセンターで手に入ります。

RIMG2375
 

この写真は近所のカーマホームセンターで取り寄せてもらった焼き網ですが、648円とそれほど高くない。
ネットと実在する店舗を比較すると多くの商品でネットの方が安いことが多いですが、オプション品や消耗品のような取り寄せになる商品はどちらも同じくらいの価格になり、結果的に送料が発生しないだけ近くのホームセンターの方が安く手に入ることが多いです。
焼き網が汚れた、または壊れた等で交換するときは取り寄せになりますがお近くのホームセンターで入手可能です。

焙煎中にコンロの火が消えるハプニング、再点火してもコンロの片側しか火が付かない・・・失敗!?

ケニア・ブラックベリー AA, 温度計やコンロや小道具 | by 管理者
10月 08日 2014 年

約1週間前にケニア・ブラックベリーAAを200g焙煎しているときです。

焙煎中の写真
 
 

火力を下げすぎて完全にコンロの火が消えてしまったのですが、その後何度火力調整ツマミを回して着火しようとしてもコンロの片側しか火が付きません。

片側のみ着火
 
 

下の写真は珈琲の焙煎が終了してコンロが冷えるのを待ってから完全に着火した状態です。
炎の状態の違いが良く分かると思います。

完全に着火
 
 

珈琲の焙煎で大変重宝する「イワタニのカセットコンロ 炙屋」は、U字型のバーナーを採用しており、U字管の開いた一方からガスが入って管全体に生ガスが回るように設計されています。
しかし焙煎中に火が消えた後に再着火を試みた場合、既にU字型のバーナーが熱くなっているため、U字管の中を生ガスが完全に回る前に燃えてしまうわけですね。
そしてそれを解決するにはU字型のバーナーを止めて2本の独立した直管のバーナーにすれば良いわけですが、ガスを噴出するノズルが2本に増えたり、2本のバーナーの火力バランスの調整の仕方でいろいろと面倒な問題があり、U字型のバーナーにしてしまうのが一番コストが安くて簡単に製品化できるわけです。
このような弱点があっても、イワタニには炙り屋のような特殊用途のコンロを購入しやすい価格で提供してもらえるので、大変感謝しています。

U字バーナーの構造
 
 

今まで珈琲の焙煎中にガスを絞りすぎて火が消えてしまったことは一度もなかったのすが、今回は何度も焙煎している「慣れ」からガス調整ツマミを乱暴に操作して火が消えてしまいました。
もっとも片側しか炎がない状態でも温度計を見ながら火力の調整ができるので、珈琲の焙煎が完全に失敗したわけでは有りませんが、いつものように何も問題なく、淡々と焙煎出きることが理想なので、ちょっと残念な結果でした。

これは今回焙煎したケニア ブラックベリーAAです。
ご覧のとおり、問題なく焼けています。
あまり参考にならないので今回は焙煎データの公開はなくても良いですよね。

ケニア・ブラックベリーAA

コーヒー焙煎機で使用している温度計MS8221Cのすごく簡単な熱電対の取替え方法

温度計やコンロや小道具 | by 管理者
10月 20日 2013 年

コーヒーを焙煎するときに温度計は必需品、そして私が使用している温度計はMASTECHのMS8221Cです。

たった2,000円なので購入してください。

この機種に限った話ではなく、剥き出しタイプのK型熱電対を使用した温度計であればどんな機種でも大丈夫だと思います。

MS8221Cの熱電対

 

 

コーヒー焙煎機でコーヒーをローストしている写真ですが、左に写っている温度計がMS8221C、そしてコーヒー焙煎機の全面に白い紐のようなものが写っていますが、交換したK型熱電対です。

コーヒー焙煎機

 

 

そして、何度もコーヒーを焙煎して温度計を使用するとK型熱電対を保護している熱収縮チューブが硬化して取れてしまいます。

熱収縮チューブが取れると、K型熱電対を保護しているガラス繊維の被覆がほつれてほどけてくるため、早めに熱収縮チューブの取替えが必要になります。

その方法は以下で説明しています。

熱電対を保護している熱収縮チューブの取替え方法

※ ここではガスコンロを使っていますが、ライターの方が使いやすいと思います。

 

しかし、熱収縮チューブの取り替えを何度もやっていると、ガラス繊維の被覆がボロボロになり、熱収縮チューブを被せることが出来なくなってしまいます。

こうなってしまうとK型熱電対そのものを交換する必要があります。

 

 

その交換方法について、以下のページで説明しましたが、コーヒー焙煎機を購入して頂いたお客様から難しい改造の必要なく取り付けることが出来ると教えて頂きました。

間もなく珈琲焙煎機の販売を再開できます。ついでに少し大変だったけど熱電対も交換しました。

 

 

 

これが新たに購入した新品のK型熱電対(秋月電子で400円)です。

購入した新品の熱電対

 

 

 

購入したK型熱電対の黄色の端子はそのまま温度計であるMS8221Cに差し込むことが出来ないので、一番上の写真に写っているMS3203という青色のソケットを使います。

MS3203と購入した熱電対

 

 

私は当初このソケットを見た瞬間にボール盤で穴を開けてK型熱電対を取付けましたが、このソケットの背面にはK型熱電対の平べったい端子が刺さるように細長い穴が空いていました。

つまり、下の写真のように差し込むだけです。

お客様から教えて頂いた瞬間、唖然としてしまいました。

今まで難しい方法を説明してきましたが、この写真のように差し込むだけの簡単な方法でOKです。

熱電対を差し込む

間もなくコーヒーロースターの販売を再開できます。ついでに少し大変だったけど熱電対も交換しました。

温度計やコンロや小道具, 製品の完成から販売 | by 管理者
3月 29日 2013 年

部品が揃ったのでコーヒーロースターを作成中です。

間もなく、販売を再開できます。

作成1

 

モーター関連のユニットです。

作成2

 

 

熱電対の交換

温度計の熱電対が傷んでいたので、交換しました。

下の写真は古い熱電対のコネクタの形状です。

古い熱電対のコネクタ

 

今回購入したK型熱電対ですが、コネクタの形状が違います。

購入した新品の熱電対

 

左のコネクタがこの温度計に付属する汎用コネクタのMS3203なので、このコネクタに熱電対を取り付け直します。

コネクタの形状が違う

 

この汎用コネクタの中に熱電対の線端を挟む小さな部品がありましたが、この部品は使い難いので取り除いてネジ止めして固定しました。

また、結び玉を作って簡単に抜けないようにしてあります。

取り付けた熱電対

 

コネクタを外すときにカバーだけが外れるので、インシュロックでコネクタを固定しました。(ちょっと不恰好)

結束バンドで固定

 

 

*** 2013年10月19日 追加 ここから ***

実はこんな大がかりな改造をしなくても熱電対を汎用コネクタのMS3203に取り付け出来ることが分かりました。

このMS3203には穴が開いており、黄色の端子をそのまま差し込むことが出来ます。

コーヒーロースターをご購入して頂いたお客様から指摘されて、初めて気が付きました。

そのまま取り付け可能なMS3203

 

もう少し深く考えていれば、こんな無駄な改造をする必要は無かったのですが・・・

ということで、より簡単な方法で熱電対の交換が出来ます。

是非、お試しください。

私は・・・、今更もとに戻すのが面倒なので、改造したままの状態で使います。

*** ここまで ***

 

 

取扱い説明書の改訂

今日、製品出荷の準備をしているときに、取扱い説明書を見ると、以前のロースト方法しか掲載していないのが気になりました。

現在ホームページやブログでは「蒸らしのロースト」を紹介していますが、取扱い説明書に掲載したロースト方法はそれ以前のものなので、火力も火力調整するタイミングも全然違います。

早急に取扱説明書を改訂しようと思います。

それまではホームページやブログでロースト方法を確認していただくようにお願いします。

 

*** 2013年3月31日 追加 ***

コーヒーロースターの販売を再開しました。部品が揃ったのでコーヒーロースターを作成中です。

間もなく、販売を再開できます。

作成1

 

モーター関連のユニットです。

作成2

 

 

熱電対の交換

温度計の熱電対が傷んでいたので、交換しました。

下の写真は古い熱電対のコネクタの形状です。

古い熱電対のコネクタ

 

今回購入したK型熱電対ですが、コネクタの形状が違います。

購入した新品の熱電対

 

左のコネクタがこの温度計に付属する汎用コネクタのMS3203なので、このコネクタに熱電対を取り付け直します。

コネクタの形状が違う

 

この汎用コネクタの中に熱電対の線端を挟む小さな部品がありましたが、この部品は使い難いので取り除いてネジ止めして固定しました。

また、結び玉を作って簡単に抜けないようにしてあります。

取り付けた熱電対

 

コネクタを外すときにカバーだけが外れるので、インシュロックでコネクタを固定しました。(ちょっと不恰好)

結束バンドで固定

 

 

*** 2013年10月19日 追加 ここから ***

実はこんな大がかりな改造をしなくても熱電対を汎用コネクタのMS3203に取り付け出来ることが分かりました。

このMS3203には穴が開いており、黄色の端子をそのまま差し込むことが出来ます。

コーヒーロースターをご購入して頂いたお客様から指摘されて、初めて気が付きました。

そのまま取り付け可能なMS3203

 

もう少し深く考えていれば、こんな無駄な改造をする必要は無かったのですが・・・

ということで、より簡単な方法で熱電対の交換が出来ます。

是非、お試しください。

私は・・・、今更もとに戻すのが面倒なので、改造したままの状態で使います。

*** ここまで ***

 

 

取扱い説明書の改訂

今日、製品出荷の準備をしているときに、取扱い説明書を見ると、以前のロースト方法しか掲載していないのが気になりました。

現在ホームページやブログでは「蒸らしのロースト」を紹介していますが、取扱い説明書に掲載したロースト方法はそれ以前のものなので、火力も火力調整するタイミングも全然違います。

早急に取扱説明書を改訂しようと思います。

それまではホームページやブログでロースト方法を確認していただくようにお願いします。

 

*** 2013年3月31日 追加 ***

コーヒーロースターの販売を再開しました。

熱電対の被覆の修理

温度計やコンロや小道具 | by 管理者
2月 21日 2013 年

針金に熱電対のケーブルをぐりぐりと巻きつけて使っているうちに、ケーブルの繊維が切れてほつれたので修理しました。

熱電対だけ買ってもたった400円なので修理をする意味が無いかもしれないですが、この価格だと送料の方が高くなってしまうので、次回別の物と一緒に購入するまで使えれば良いかな!

温度計付属の熱電対ですが、購入してから1年半使えたので、耐久性としては十分です。

曲がるところに熱収縮チューブを被せたので、何回か焙煎すると硬化した熱収縮チューブが割れてしまうかもしれないですが、そうなったら即交換ですね。

ほつれた熱電対

 

補修に使用した熱収縮チューブは内径3ミリの物。

使用した熱収縮チューブ

 

 

ほつれた部分に熱収縮チューブを被せてライターで焙って収縮させ、固定します。

ライターで焙る

 

 

修理完了です。

修理完了

 

次回の珈琲焙煎から、熱電対のケーブルが黒く写真に写りますが、念のため。

 

この修理を行った勢いで、ホームページに掃除と熱電対の修理に関するメンテナンスのページを追加しました。

このブログを読んでくれている方には、おなじみの内容です。

熱電対を保護している熱収縮チューブの取替え方法

温度計やコンロや小道具 | by 管理者
2月 03日 2012 年

熱電対の熱収縮チューブの修理の仕方です。

何度も珈琲焙煎機で温度を測定すると、被覆がほつれるのを防止している熱収縮チューブが硬化して割れてしまいます。

昨年、修理したときに写真を撮っておけばよかったのですが撮り忘れていたので、ここに修理の仕方を掲載します。

 

この熱収縮チューブは硬化したというより、昨日の無茶な実験の結果、燃えちゃったのですが!

焦げた熱電対

 

まず、硬化した熱収縮チューブをナイフで削りとります。

もちろん中の金属の線を切断しないように注意して行います。

焦げた部分を落とします。

 

被覆が現れました。

被覆

 

いろいろなサイズの熱収縮チューブがありますが、適当なものを選択します。

熱収縮チューブ

 

熱収縮チューブを熱電対に被せます。

今回は適当な大きさのものが無かったので、2種類のサイズを組み合わせました。

被せた熱収縮チューブ

 

コンロやライターで炙ると熱収縮チューブが収縮します。

実は炎に近づけすぎて熱収縮チューブが燃えてしまいました。・・・失敗の例

失敗例

 

やり直したのがこれです。

完成

 

簡単にできるので、お試しください。

セラミックの焼網を使ってコーヒーのローストに与える影響を検証しました。

テスト, 温度計やコンロや小道具 | by 管理者
2月 02日 2012 年

今日は盛りだくさんです。

 

コーヒーをローストするときにセラミックの焼網を使ったときの安全性

 

前回のブログで、セラミックの焼網を使ってコーヒーのローストをシミュレートしてカセットコンロを置いたテーブルの温度を計測するとお話しましたが、そのテストを実施しました。

調査したコーヒーロースターには天ぷらガードのフードを付けない「お手軽ロースト」として紹介しているコーヒーローストでの調査です。

 

① 温度計の熱電対をIHコンロにテープで固定する。

温度計の熱電対をIHコンロに固定

 

② 熱電対の上にカセットコンロのバーナーが来るようにカセットコンロを配置し、ゴトクの上にセラミックの焼網を乗せる。

カセットコンロを配置

 

③ コンロに点火して火力をコーヒーローストするときと同じ強さに調整する。このときのテーブルの温度は23度

開始時のテーブルの温度

 

④ 10分経過したところでテーブルの温度は51度まで上昇

10分経過後の温度

 

⑤ 15分経過したところでテーブルの温度は69度まで上昇

15分経過後の温度

 

⑦ 20分経過したところでテーブルの温度は81度まで上昇

20分経過後の温度

 

20分経過したところでテーブルの温度は81度ですが、テーブルが焦げる温度ではありません。

そして、カセットボンベは熱いどころか、冷えて冷たいです。

カセットボンベの温度

 

81度もあるので、テーブルは熱い。

テーブルの温度

 

これが、加熱時間とテーブルの温度の表です。

時間(分) 温度(℃) 時間(分) 温度(℃)
0 22 11 56
1 23 12 58
2 24 13 62
3 26 14 66
4 29 15 69
5 31 16 73
6 36 17 74
7 40 18 76
8 44 19 79
9 48 20 81
10 51

 

「お手軽ロースト」でコーヒーをローストするときにセラミックを焼網を使っても、焦げたり熱で変色するテーブルの上でやらなければ、おそらく問題ないだろうと思います。

しかし、前回も言いましたが、メーカーが使うなといっているものをお勧めするわけにはいかないので、セラミックを焼網を使うのであれば自己責任でお願いします。

 

 

 

天ぷらガードの安全性

 

次に、天ぷらガードをコーヒーロースターのフードに使ったときの安全性について調査しました。

まず、「天ぷらガードは燃えるか?」ですが、燃えません。

下の写真のように赤くなって溶けます。

天ぷらガードは燃えるか?

 

天ぷらガードをガスの炎で直接加熱すれば写真のように溶けますが、実際にコーヒーのローストで直接過熱するような使い方はしません。

そこで、コーヒーのローストで使うようにフードの中にセラミックの焼網を入れて火力を全開にして加熱しました。

※ 実際はステンレスのフレームを介して天ぷらガードを取り付けるので、この実験の方が条件としては過酷です。

 

予想外のハプニングが起きてもすぐに水が使えるキッチンの流しにカセットコンロとセラミックの焼網を配置

セラミックの焼網を配置

 

今となっては使わないフード1号の天井に温度計をセットしてカセットコンロに点火して火力を全開にします。

フードの燃焼試験開始

 

しばらくすると何やら天井付近から煙が発生しています。フードが燃えているのか?

天井付近から煙が発生

 

そのときの温度は369度

煙発生時の温度

 

フードの中をのぞき込むと遠赤外線でまっかっか

フードの中の様子

 

この状態でセラミックのすぐ下にある天ぷらガードを確すると、全く問題ありません。

天ぷらガードはガスコンロのバーナーの汁受けに使われているのと同じ材質なので問題なくて当然ですね。

赤くなっていても天ぷらガードに問題なし

 

そのときの温度は467度

結局、温度計の表示はこの付近を上がったり下がったりしていました。

温度の測定

 

10分経過したところでテスト終了

10分経過後テスト終了

 

カセットボンベは熱くないです。むしろ冷たい。

カセットボンベの温度

 

煙が上がって燃えていたのは、温度計の熱電対を保護している熱収縮チューブでした。

黒焦げのボロボロの熱収縮チューブ

燃えていたのは熱収縮チューブ

 

フードの内側を見ても、熱電対が焦げて黒くなっているところ以外に異常なし

フードの内側は異常なし

 

① コーヒーのローストで使う回転ドラムの温度は最高で約250度

② このテストから467度で天ぷらガード(材料はアルミニウム)は全く問題なし

③ アルミニウムの融点は660度・・・実際に使う温度帯は250度以下

これら①~③のことを勘案して、アルミニウム製の天ぷらガードをコーヒーロースターのフードとして使うのに何ら問題なさそうです。

セラミックの焼網の使用について

テスト, 温度計やコンロや小道具 | by 管理者
2月 01日 2012 年

普通のカセットコンロを使ってコーヒーをローストするときにセラミックの焼網や鍋蓋のようなものを使って炎を拡散して回転ドラムを均一に過熱する方法を推奨していましたが、カセットコンロの注意書きを読むと、セラミックの焼網を使わないように注意書きがあったので、何故なのか調べてみました。

セラミックの焼網の注意書き

 

おそらく元ネタはこの記事

簡単に説明すると、カセットコンロにセラミックの焼網を使ってカニを焼いて食べていたら、テーブルが焦げてしまった。

そこで消費生活センターに苦情をいったところ、同センターでテストを行って調査した。

カセットコンロの火力を全開にして1時間使用した後の木製テーブルの温度とボンベの温度を調べたらかなり高温だったので、消費生活センターは注意喚起したといったところ。

 

消費生活センターによる注意喚起の真相1

 

消費生活センターによる注意喚起の真相2

 

コーヒーをローストする上で、消費生活センターがテストしたように1時間も火力全開で加熱することはありえないっていうか、こんなことしたらコーヒー豆が燃えて火災になってしまうので普通に考えてありえないんだけど、メーカーがダメって言っているのに「はい、どうぞ」って薦めるわけにはいかないので、セラミックの焼網ではなく、普通の焼網を推奨ということにします。セラミックの焼網の使用は、ご自分で判断してください。

 

私のコーヒーロースターでは、使用する火力は最大で中火まで、しかも紹介している焼網もコーヒーロースターのフレームに入る小さなものなのでテーブルが焦げることはないと思いますが、使用するカセットコンロや焼網の違いによって、コンロを置いたテーブルの温度がどのくらいまで上昇するのか分らないので、燃えたり焦げたりしない場所で使用してもらうように注意喚起しようと思います。

とはいっても、実際にセラミックの焼網を置いてコーヒーローストしたときの温度がどのくらいになるのか興味あるところなので、調査してみました。

 

写真のようにフードを付けて中火で11分加熱すると回転ドラムの温度は温度計の測定限界の350度まで上昇しました。

私のコーヒーロースターにおける回転ドラムの適正温度は最高温度でせいぜい250度なので、350度という温度はちょっと上がりすぎなんだけど、この手の実験はマージンを積んでやるのが常なのでやりすぎくらいが丁度良いと思います。 ヾ (;´▽`A“アセアセ

このときのコンロを置いたテーブルの温度は74度

回転ドラム内の空気の温度

 

次にコンロの火を止めて240度くらいまで下がったところでコンロに再点火、その後250度くらいになるように火力を調整しました。

一番最初の点火からトータルで30分間経過した後のテーブルの温度は84度

30分間経過後のテーブルの温度

 

テストが終了した後のカセットボンベを触っても全然熱くないです。

カセットボンベの温度

 

やっぱり、テーブルを触ると熱いです。

テーブルの温度

 

使用するカセットコンロの構造(カセットコンロはコンロ内にガスが充満しないように底が穴あき構造になっているので、数あるコンロの中にはテーブルに熱を伝えやすいものがあります。)、焼網の大きさや高さ、火力等の諸条件でテーブルへの熱の伝わり方が変わるので、決してこの実験と同じようになるわけじゃないですが、用心のためにキッチンの人造大理石の上とか木製テーブルの上とか熱で変色が予想される場所で使用することは避けた方が良いと思います。

今回は極端な使用条件でのテストでしたが、次回は実際のコーヒーのローストと同様にテストしてみたいと思います。

コーヒーローストに使う温度計はどれが良い?

温度計やコンロや小道具 | by 管理者
1月 11日 2012 年

最近、中華製の安物温度計ばっか使っているけど、日本製の温度計は使わないの?

なんて声が聞こえてきそうですが、中華製のK型熱電対のムキ出しタイプのMASTECH MS8221Cの方が使い勝ってが良くて、こればかり使っています。

秋月電子で2000円で買った安物温度計です。

精度が良くないのでは?って思う方もいると思うので、コーヒーロースターで使うにはどちらの温度計が良いのかを調査しました。・・・本当は以前やりましたが、イビデンスを取ってなかったので、再試験です。

私が使っているデジカメのリコーCX4はインターバル撮影という機能が付いており、時間を決めると一定間隔で撮影し続けてくれます。

この機能を使用してタイマーを1分に設定し、三脚に固定して撮影しました。

 

 

温度計の比較

比較する温度計は、この2つ。

左はA&D製 AD-5605P・・・T型熱電対タイプ、右はMASTECH製 MS8221C・・・K型熱電対タイプ

この温度計の違いは、AD-5605Pは熱電対がステンレス管に覆われているのに対して、MS8221Cはムキ出し

精度はT型熱電対を使用しているAD-5605Pの方がMS8221Cより良さそう

温度計の比較

 

同一部分を測定するように熱電対を針金で固定しました。

熱電対を針金で固定

 

 

コンロの火力とダンパーは100gのコーヒー豆をローストすることを想定して調整しています。

ただし、コーヒー豆は回転ドラムに入っていません。

空の状態で加熱します。

 

 

回転ドラムに温度計を挿入してコンロに着火する前の温度を見ると2度の差があります。

温度の比較1

 

コンロに着火して1分後、MS8221Cの方が敏感に温度が上がり始めます。

温度の比較2

 

2分後、約10度の温度差が開き、この差がしばらく続きます。

温度の比較3

 

3分後

温度の比較4

 

4分後

温度の比較5

 

5分後

温度の比較6

 

6分後

温度の比較7

 

7分後、ここらから温度差が縮まりはじめます。

温度の比較8

 

8分後

温度の比較9

 

9分後

温度の比較10

 

10分後、200度の時点で温度差がたった2度まで縮まりました。

コーヒー豆が乾燥したことを想定し、ここで火力をアップします。

温度の比較11

 

11分後、MS8221Cの方が敏感に温度が上がり始めますが、今度は最大5度しか温度差が開きません。

温度の比較12

 

12分後

温度の比較13

 

13分後、ここら辺で1ハゼが来そうな温度です。

この時点で温度差はたったの2度です。

温度の比較14

 

14分後、ここで火力を弱めます。

温度の比較15

 

15分後、コーヒー豆が回転ドラムに入っていないので、想定外に温度が下がりません。

温度の比較16

 

16分後、なかなか温度が下がらないので、コンロの火を止めてみました。

温度の比較17

 

17分後

温度の比較18

 

18分後

温度の比較19

 

19分後、ほぼ同じように温度が下がり続けます。

温度の比20

 

 

結論

この結果を見て判るように、精度の視点から温度計を選ぶとAD-5605PとMS8221Cの差はせいぜい2度程度なので、どちらを使っても問題ないと思いますが、熱電対がムキ出しタイプのMS8221Cの方が温度変化に対して敏感であり、熱電対の固定が簡単なのでコーヒーローストを目的とするならMS8221Cの方が使いやすいと思います。

贅沢を言えば国産の熱電対ムキ出しタイプが良い思いますが、コーヒーロースト程度であれば中華製のMS8221Cでも十分だと思います。

ただし良いことばかりではなく、何度も使用しているうちに熱電対を保護をしている熱収縮チューブが硬化して欠けてしまうので、時々熱収縮チューブを取替える必要があります。

熱電対がステンレス管に保護されたAD-5605Pはこんなことにならないので、耐久性を取るかレスポンスを取るか、ここら辺がバーターになるんですね。

熱収縮チューブの修理は5分もかからない簡単な作業です。

詳しくは以下にまとめてあります。

http://www.trend-ai.com/blog/?p=4393