2012 年 9 月

コーヒーロースターの攪拌羽の枚数を増やすとどうなる?

機能向上 | by 管理者
9月 30日 2012 年

コーヒーロースターの羽を要望された方から回転ドラムに取り付ける羽の枚数について、貴重なご意見をいただきました。

羽の枚数を増やしてテストして下さるとのことでしたが、私も非常に興味があるので、どのようにコーヒー豆が攪拌されるのか、動画を撮影してみました。

ここで使用した小型でパーソナルユースなコーヒーロースターは、こちらで紹介しています。

以下の動画は羽の枚数を無し~3枚まで変えて、200gのコーヒー豆を入れて回転ドラムを回しています。

 

羽無し

当初、雪崩落ちたてきたコーヒー豆が回転ドラムの下に潜り込んでいく感じで良いと思っていたのですが、これでは攪拌能力が不足していたみたいです。

 

 

1枚羽

コーヒー豆が羽に勢いよく跳ね上げられ、攪拌されているのが分ります。

 

 

2枚羽

1枚目の羽の反対側に2枚目の羽を取り付けました。攪拌能力は1枚羽の2倍です。

 

 

3枚羽

おおよそ120度の間隔で3枚取り付けました。

3枚羽の動画を見ると、これ以上に羽の追加は不要でしょうね。絶えずコーヒー豆がロースターの中で踊っているのが分ります。

 

 

3枚の羽を取り付けた回転ドラムです。

パンチングメタルの穴を利用して取り付けるので、何枚でも羽の取り付けが可能です。

3枚羽を取り付けた回転ドラム

 

 

羽無しと1枚羽ではローストしたコーヒーの出来にかなり差がありました

これで十分かも知れませんが、羽の枚数を2枚・3枚に増やしたときの出来がどうなるのか、実際にコーヒーをローストして確かめていきたいと思います。

(お知らせ)珈琲焙煎機に攪拌羽を取り付けてテストしました。攪拌羽を無償でご提供します。

機能向上 | by 管理者
9月 22日 2012 年

珈琲焙煎機をご購入して頂いた方から回転ドラムに取り付ける攪拌羽が欲しいとの連絡がありました。

攪拌羽は、設計の初期段階で不採用としたのですが、連絡のあっ方と私がテストで使用する2セット分の攪拌羽を試作して、実際に珈琲をローストしたことろ、珈琲の出来がかなり良くなることが分りました。

 

 

攪拌羽を使った焙煎結果

ブラジルサントス

この珈琲豆は昨年の開発で使用したブラジスサントスですが、まだ少し残っていたので比較のために焼いてみました。

正直、出来の良さに驚きました。

ブラジルサントス

 

 

アップの写真も載せます。

ブラジルサントス・アップ

 

下の写真は両方ともブラジルですが、左は名古屋の某有名ショップ、右は今回焙煎したブラジルです。

並べて見ても、ほとんど違いが分りません。

結果の比較写真

 

 

 

ピコクリストバルSP

写真のとおり、色がキレイで良く膨らんでいます。

ピコクリストバルSP

 

 

エクアドルグレートマウンテン

これも良い出来です。

エクアドルグレートマウンテン

 

 

 

攪拌羽

これが試作した攪拌羽です。

試作した攪拌羽

 

 

このように羽を回転ドラムに取り付けます。

回転ドラムに取り付けた羽

 

 

ただし、良い事ばかりでなく、懸案もあります。

① 振動する回転ドラムにボルトやナットを取り付けて加熱・冷却を繰り返すと、ナットが緩んで脱落する可能性があります。・・・小さな部品ほど緩みやすいです。

そのため、回転ドラム内部にナットやボルトが落ちる可能性があり、これら部品の混入を知らずに珈琲ミルを回すと壊れるので、ナットの緩みに注意が必要です。

② 焙煎中の珈琲豆が「カシャカシャ」と攪拌される音がやかましいです。1ハゼは音が大きいので大丈夫と思いますが、2ハゼは音が小さいので聞き取り難いかもしれないです。

③ 回転ドラムと羽の間に隙間が数ミリ開いていますが、ここに珈琲豆が引っかかることが考えられます。例えば、2回焙煎したときに、1回目の焙煎でこの隙間に引っかかって排出されなかった珈琲豆が2回目の焙煎で黒焦げになって排出されることが予想されます。

④ 攪拌羽に当たって砕ける豆が発生する可能性があります。

 

 

 

攪拌羽の無料提供

2012年9月22日以前に珈琲焙煎機をご購入していただいた方で、この攪拌羽が欲しい方はご連絡ください。

本来、攪拌羽も付けてご提供するべきだったと思っており、今更ですが無償でご提供させて頂きます。

ただし、連絡を頂いてから、1つ1つ手作りするので、少々お時間を頂きます。

また、ペンチやスパナで取り付けられるので、取り付けはお客様の方でお願いいたします。

尚、結果を保証するものではございませんので、上記の懸案と合わせてご了承ください。

また、攪拌羽は消耗部品の扱いになります。

よろしくお願いいたします。

ホームページに蒸らし焙煎のページを追加しました。

蒸らし焙煎 | by 管理者
9月 19日 2012 年

ホームページに蒸らしのローストのページを追加しました。

何度も失敗を積み重ねてブログで公表してきたことの中から良かったときの蒸らし焙煎をするときのポイントを抜粋して集約したものになります。

この蒸らし焙煎のページは、これで決定というものではなく、今後も研究して中身の充実を図っていく予定です。

ここ数ヶ月のブログに記載されたことばかりなので、ロースト方法について特に目新しい内容はありませんが、回転ドラムに取り付けるフタの設計図と作成方法を掲載しておりますので、ご覧ください。

 

ところで、5日前に蒸らし焙煎をしたピコクリストバルSPを飲みなが執筆していますが、かなり良い感じです。

ついに「来るとこまで来たかな」と思っておりますので、フタを作成して蒸らしのローストにチャレンジしてみてください。

 

 

ここからはおまけ、回顧録です。

私がテストで使っているコーヒーロースターの原型は1年前のものになり、それを今でも使っています。

この写真は、昨年の10月2日に撮影した写真です。

昨年の写真

 

当時は、火力が足りないと思い込んで、回転ドラムの位置を下げたり、いろいろなテストをして散々な結果に。

何もないところから始める開発なんてそんなものですが、今思い出すと、懐かしい。

中でも面白いと思うのは、フードを付けないと火力が強くなり、フードを付けると保温効果で火力が弱くなる、そしてフードとフタを付けると保温性が増すので、さらに火力を弱くすれば良いと思いがちですが、実際にはそうではなく水蒸気が充満するため温度が上がり難くなるため、逆に火力が強くなります

こんなことはやってみないと分らないですね。

 

この1年間で適正な火力の調整と並行してコーヒーロースターのフレームの穴を塞いだり、フードを付けたり、ダンパーを付けたり、フタを付けたり試行錯誤して改良を加えてきました。

私が現在使用しているコーヒーロースターが販売しているものと若干仕様が違うのはこのためです。

私が現在使っている回転ドラムはネジで分解できるようになっているのですが、ロースト中にコーヒー豆がネジに引っかかって黒焦げになるスペシャル仕様です。

そのため回転ドラムを水で洗っていると、中から炭化したコーヒー豆がポロッと出てきたり。

当時、分解できた方がメンテナンスし易いだろうとの思い付きからこのような回転ドラムを作りましたが、ナットやネジが緩んで排出したコーヒー豆と一緒にコーヒーミルに入ったら、コーヒーミルを壊してしまうので、NGとした経緯があります。

 

今後はしばらく前に始めた蒸らし焙煎が良い感じなので、いろいろな種類のコーヒー豆をローストしたり、温度やダンパー開度やそれを操作するタイミングについてさらに追求していきたいと思っておりますので、興味のある方はご覧になってください。

回転ドラムのフタ、天ぷらガードにキレイな丸い穴を開けるには?

機能向上 | by 管理者
9月 18日 2012 年

蒸らし焙煎のデータが集まってきたので、少しずつホームページにまとめていこうかなと思っています。

そこで外堀を埋めるフタの作り方を紹介しようと考えたときに、キレイな穴の開け方を確立していなかったことを思い出しました。

 

① 焙煎開始時はフタを回転ドラムに取り付けて、こんな使い方をしています。

フタを付けた様子

 

 

② 1ハゼが来て、ダンパーを開けて、フタを外します。

※ フタに穴開けして針金と温度計の線を通しているので、穴の大きさは直径1cmくらいあった方が使い易いと思います。

フタを外した様子

 

 

ちなみに、このフタの穴はシャープペンシルで開けたものですが、全然キレイな真円じゃない。

天ぷらガードに約1cmの穴を開けることが初めてだったので、何で開ければ良いか分らず、シャープペンシルを突っ込めば簡単に開くだろうと考えでやったところ、こんなに汚く開いてしまいました。

穴を開けるという目的は達成しましたが、釈然としない・・・

シャープペンシルで開けたフタ

 

 

そこで何を使えば天ぷらガードにキレイに穴が開くのか、確かめてみました。

前回のお浚いとしてもう一度シャープペンシルで穴あけしましたが、やはりキレイに穴を開けることが出来ません。

シャープペンシルで穴開け

 

 

カッターナイフを使うと多少ギザギザになりますが、そこそこ上手く穴を開けることができます。

カッターナイフで穴開け

 

 

プラスドライバーは、グリグリと回転させるとキレイに穴が開けられます。

しかし、穴の径が少し小さいので、使い難いと思います。

プラスドライバーで穴開け

 

 

結局、直径1cmくらいの穴なら、カッターナイフを使うと一番キレイに穴が開けられそうです。

穴開け比較写真

 

 

 

これを踏まえて、カッターナイフで丸く穴を開けてフタを作り直しました。

フタの型紙

 

完成した写真

作り直したフタ

 

左:今回作ったフタ  右:旧品

フタの比較

蒸らしの珈琲焙煎ですが2日後にあらためて評価、ピコクリストバルSP

コロンビア ピコクリストバルSP | by 管理者
9月 16日 2012 年

2日前の9月14日に焙煎したピコクリストバルSPですが、妙な苦味やエグミが無くてなかなか良いです。

焙煎のポイントは、① MAX240度くらいで温度調整、② 1ハゼ後はダンパーを開いて火力を極端に落として210~220度で推移させる。

もちろん回転ドラムにフタをした「蒸らし焙煎」です。

この焙煎方法は、温度が上がり難くて火力が強くなるため、珈琲豆を焦がさないことがポイントになります。

また、焼きの工程の強火力から一転してダイナミックに火力を落としますが、回転ドラムに潜熱が蓄えられていてなかなか温度が落ちないので、火力調整が判り難いです。

そのため、火力調整するときは最小火力に調整して210度を下回りそうだったら火力を少し上げる感じの調整で良いと思います。

そのためにも、温度計は必須ですね。

 

 

さて、これは今日の朝食です。

珈琲は言うまでも無く、自家焙煎のピコクリストバルSP。

シュークリームは~!?

私の手作りですが作り過ぎてしまって、嫁も娘も「ゲップ」っていうか、お腹一杯な状態になってしまって。

自分で言うのもなんですが、カスタードクリームは絶品です。

シュー皮もバターをフンダンに使ってしっかりと乾燥焼きしているので、スーパーに陳列されている袋入りのシュークリームと違ってカリカリしています。

こんなに美味しいのに、作りすぎると有り難味が薄れてしまいますね。

 

おやつの準備中

 

 

珈琲とシュークリーム

コーヒーロースターによる蒸らしの焙煎 コロンビア ピコクリストバルSP

コロンビア ピコクリストバルSP | by 管理者
9月 14日 2012 年

まずは結果から。

ハンドピックしていない、ロースト直後の状態を撮影しているので多少焦げているものが有りますが、悪くない出来です。

コロンビア ピコクリストバルSP

 

 

今回はコロンビア ピコクリストバルSPを100gローストしました。

これで蒸らしのローストをはじめてから6回目になります!?

う~ん、正確にはExcelに記録を取り始めて6回目ですが、参考にならないものは記録していない可能性があり、実際はもう少しローストしているかも知れないですね。

 

 

いつもロースト開始時の写真を掲載していますが、この下の写真は1ハゼの最中にコーヒーロースターのダンパーを60%まで開けて回転ドラム開口部のフタを外した状態、ちょうどローストを開始してから15分経過した温度が219度(火力はこれ以上小さく出来ないくらいに絞っている)の時の写真です。

回転ドラム開口部のフタを外した状態

 

 

以下はローストデータになります。

経過時間 温度(度) 火力 ダンパー メモ
0分 32 1.7 0% 豆は初めから投入
1分 65
2分 78
3分 98
4分 107 1.8 温度の上がり具合が悪いので火力アップ
5分 120
6分 137
7分 155
8分 164
9分 175
10分 184 2.4 5% ここから焼きの工程
11分 204
12分 219 12分48秒 234度で1ハゼが来た。
13分 238 0.1 60% 238度で火力0.1に変更。1ハゼが活発になってからフタを外してダンパーを60%に変更
14分 231
15分 220 15分31秒で1ハゼ終了
16分 221
17分 221
18分 208 2ハゼ前だが、コーヒー豆の色を見て終了

 

この表の中の15分~17分の間の温度がずっと220~221度だったので温度計がほとんど動いていないのを不思議に思って熱電対を動かすと、いきなり208度に下がりました。

自分で予定していた温度(220度)より実際は低い温度で推移してしまいましたが、冒頭の写真のとおり悪くない出来でした。

ローストの温度が高いとコーヒー豆が焦げてしまい、低いとエグイ味のコーヒーになるのですが、試飲したところエグイ味はありませんでした。

これは蒸らしのローストをすると、水蒸気が回転ドラム内に充満して温度が上がり難くなるので必然的に火力を強くしますが、この結果1ハゼまでにコーヒー豆に十分なカロリーが与えられるため、1ハゼ以降の温度が低くてもエグミが出難いのかも知れないです。

あくまでも私の推測ですが、新しい発見でした。

 

 

おまけ

ロースト直後のコーヒー豆はお湯を注ぐとすごく膨らみます。

この膨らみ具合は1週間も経過すると目に見えて小さくなるので、コーヒー豆を自分でローストしてもコーヒーショップで購入しても早く飲み切った方が良いと思います。

コーヒー豆が膨らむ様子

珈琲焙煎機の販売再開のお知らせ

製品の完成から販売 | by 管理者
9月 10日 2012 年

一時的に欠品していた珈琲焙煎機ですが、9月12日に販売を再開いたします。

よろしくお願いいたします。

 

今回、加工してもらった板金部分に一部不良があったため、加工業者に連絡して良品を再送してもらっています。

届いた板金部

 

 

それでも再送中の不良品を除いて全ての部品が揃ったので、出来るところから組み立てています。

組み立て前の駆動系の部品

 

 

モーター、スイッチ周り

駆動系の部品

 

動作テストをして「注意ラベル」を貼り付けて・・・

梱包前の製品

 

 

ACアダプターと一緒に発送用の箱に梱包します。

発送用の箱に梱包

 

 

*** 2012/09/11 追加 ***

再送してもらった板金部品が今日届きました。

加工業者の迅速な対応に感謝してますが、不良品が届いた原因が運送中の事故とはいえ、すごい過剰包装でした。

ここまでやれば運送中の事故は無くなるでしょうが、ちょっとやり過ぎな気もします。

過剰包装

珈琲焙煎機のこびりついた汚れの落とし方

その他の記事 | by 管理者
9月 06日 2012 年

珈琲焙煎機を掃除しました。

回転ドラムの中はバケツの中に洗剤を入れて、このようにコップ洗いで洗えば良いですが、こびりついたしつこい汚れはスポンジと洗剤では落とせません。

回転ドラムの洗浄

 

 

特にこびりつきが酷くて簡単に汚れが落ちないのは回転ドラムと支柱が擦れる部分です。

珈琲焙煎中に回転ドラムが擦れる「キー」音が発生すると擦れる部分にサラダ油を付けていますが、回転ドラムのこの部分は高温になるのでサラダ油が炭化してこびりついてしまいます。

そしてこうなるとスポンジで擦っても簡単に落とすことが出来ません。

回転ドラムの開口部の汚れ

 

回転ドラムのシャフトの汚れ

 

 

そこで、使用するのが耐水ペーパーです。今回は800番を使いましたが800番~1000番を使えば良いだろうと思います。

耐水ペーパー

 

 

耐水ペーパーで汚れをゴシゴシと擦って落とします。

耐水ペーパーで汚れ落とし

 

 

ちょうど左側半分の汚れを落としたところです。

汚れ落ちの比較

 

 

完全に汚れを落とすと、このようにキレイになります。

汚れを落した回転ドラム

 

 

シャフトもこんなにキレイになりました。

汚れを落したシャフト

 

 

2本の支柱も同じように耐水ペーパーで擦って汚れを落としました。

汚れを落した支柱

 

 

今回汚れを落としたのはこの3つの部品になります。

フレームはそれほど汚くなかったので水洗いのみ行いました。

汚れを落した部品

 

 

キレイにすると気持ちいいですね。

掃除完了

 

 

耐水ペーパーは汚れの酷い部分のみ使用してください。

というのは、耐水ペーパーの極細目の800番~1000番を使っても光の当たり具合でペーパーが付けた細かい傷が目立って見えることがあるからです。

私は「使ってなんぼ」の物だと思っているので、これだけキレイになればで十分ですが、耐水ペーパーの傷も消したいというのであれば、金属磨き剤の「ピカール」で磨くとかなりキレイになります。

ホームセンターで400円くらいで売っています。

金属磨き剤のピカール