アンテナのカラス対策(リベンジ編)とFMアンテナの取り付け

by 管理者
10月 19日 2016 年

アンテナのカラス対策

鳥が止まっているアンテナの下がどのようになっているかご存知でしょうか?
糞だらけの屋根の上を見れば、鳥が可愛いなんて幻想に思えるようになります。

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そして、これは糞でどろどろのテレビアンテナの給電部分。
触るのもイヤです。

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屋根の上はふだん目に入る場所じゃないので、どうでも良いというのであれば問題ないでしょう。
しかし、鳥の糞は屋根の樋(とい)を詰まらせ、屋根の塗装を痛めます。
さらにカラスは拾ったゴミを屋根の上の落とします。
以前屋根に上ったときはミミズの死骸、今回上ったときは落花生を拾いました。
これが嫌で今から数年前に結束バンドを使ってカラス対策しましたが、結束バンドが折れたり垂れ下がったりして失敗しました。
原因は紫外線に弱い材質の結束バンドを使ったため、この写真のように緩んで垂れ下がったからです。

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外した結束バンドを曲げると柔軟性がなくなっており、指で曲げるとポキッと折れてしまいました。

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そこで、今度は紫外線に強い耐候性がある結束バンドを使用し、同じく耐候性があるポリエステルの紐とアンテナの支線ワイヤーを使って対策してみました。
基本的に手持ちの材料を使いましたが、耐候性のある結束バンドとポリエステルの紐は持っていなかったので購入しました。
ポリエステルの紐は3本の紐を撚って1本にしている3mmのものを購入し、それをほどいて使っています。
また、アンテナの支線ワイヤーは過去にアンテナを立てたときの残りです。
アンテナの細工に金属(支線ワイヤー)は使わない方が良いらしいのですが、そんな都合の良い材料が見つからないので、使う量が少なくなるように配慮しました。

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今回の対策をするにあたってカラスの糞でベタベタに汚れたアンテナを触りたくなかったので、ローチャンネル側の利得を向上させた地デジアンテナを新たに購入しました。
安いアンテナなら2000円も出せば買えますが、これは3000円くらい。それでも安いですね。

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アンテナのどこにカラスが留まっても紐に引っかかる高さで紐を3本並行に張ります。

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アンテナの先端では支線ワイヤーをペンチで加工して紐が5cm位の高さに浮くように取り付けます。

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リフレクターの上にカラスが留まれないように紐を取り付けます。

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アンテナマストに取り付け終わったアンテナです。

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家の外に出て道路から撮影しましたが、取り付けたアンテナの支線ワイヤーや紐が目立たないので、パッと見た限りアンテナの細工は分からないですね。
取り敢えずこのまま様子見ですが、暫くしてアンテナ回りが汚れていれば、さらに紐を張って対策します。

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FMアンテナの取り付け

今回、カラス対策のついでにFMアンテナも取り付けました。
テレビのアナログ放送が終了して地デジ化が進むと同時に、VHF帯(FM含む)をブースト出来る家庭用のブースターが市場から姿を消してしまいました。
いまやどこのメーカーも作っていません。
FMをブースターでブーストして各部屋に配信したい場合、どのようにすれば良いのか?
いろいろな方法がありますが、オークションでVHF帯(FM含む)をブーストできる家庭用のブースターを落札して現在使用しているブースターと取り替えるの方法が一番簡単です。
しかし屋外に設置してあったブースターの耐久性を考えると今後長く使用出来るのか不安があります。
さらに別の方法を検討するとFMを地デジやBS/CSと混合して屋内に引き込み、共同受信用ブースターで増幅する方法もあります。
私の場合、各部屋に配信したいのでハブになっているメディアボックスにFMのケーブルを引き込むだけでなく、屋根裏の配線は既存の1本を使用する必要があるため屋内に引き込む前に地デジやBS/CSと混合する必要がありました。
幸い使用中のブースターはVHF帯(FM含む)をブースト出来ませんが混合することは出来るので、FMを地デジやBS/CSと混合して屋内に引き込み、共同受信用ブースターで増幅することにしました。
共同受信用ブースターは設置場所が屋内なので、家庭用ブースターのような過酷な環境で使われている訳ではなく、しかもオークションで中古を探しても数千円で手に入ります。
接続上ブースターを直列の繋いだ2重ブースターの状態ですが、地デジやBS/CSはアンテナマスト下で利得を最大になるように家庭用ブースターで調整して共同受信用ブースターのアッテネーターで-10dBした上で利得を最低に調整してあり、FMだけを共同受信用ブースターでブーストするように調整しています。

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地デジ・BS/CS・FMを増幅できる家庭用のブースターが手に入らない、かつ地デジ・BS/CS・FMを別ケーブルでメディアボックスに引き込めない(新築した場合は多いと思う。)場合、家庭用ブースターに共同受信用ブースターを直列に接続した2重ブースターは理にかなっているような気がします。
というのは共同受信用ブースターだけで増幅すると地デジ・BS/CS・FMをミキサーで混合して減衰した信号を増幅することになり、2重ブースターよりS/Nが悪くなるのではないか?と予想するからです。
今回、大した投資をした訳ではなくFMもばっちり各部屋で受信出来るようになったため、結果には満足しています。
ちなみに家庭用ブースターへの電源は共同受信用ブースターが供給するようにし、家庭用ブースターの電源は外してしまいました。
とはいえ今年で10年目になる家庭用ブースターが壊れたら共同受信用ブースターだけでブーストしするしかないでしょうね。
その場合、FMを考慮した機器が無くなってしまう前に衛星ミキサー FM・VU+BS・CSのMXHCWD-Pだけでも確保しておいた方が良いのかもしれないです。
また、問題が出るとしたらBS/CSだけだと思うので、その時はBS/CSだけ家庭用ブースターでブーストすることになるかな?

 

アンテナのサイドベースでの取り付けの是非

ここからは余談であり、個人的な見解です。
最近サイドベースで家の壁や屋根の端にアンテナを立てるケースを良く見かけますが、あれは止めた方が良いと思います。

具体的には下の写真のようにサイドベースという固定金具を使ってアンテナを屋根の端や壁に取り付ける方法ですが、良く見かけますよね。
軟らかな木の土台に地デジアンテナだけじゃなく衛星アンテナまでサイドベースで取り付けてカラスに乗られた結果、わずかにアンテナマストが傾いたケースです。
えっ!傾いているの?と思う方は2本のアンテナマストを比較して見てください。
カラスに乗られた右のアンテナマストが傾いていることが分かると思いますが、衛星放送はこの程度の傾きで悪天候に弱くなったり映らなくなったりします。
まあ、カラスは余分ですが。

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私が住んでいるところは電波の強さが中電界の地域で14~20素子の中型のアンテナを立てることが多く、この写真もそうですが長めのアンテナマストに中型のアンテナが取り付けてあり、サイドベースで取り付けるには余り良い条件とはいえない場所です。
そのため予めアンテナを固定するためにしっかりした補強を入れるか、距離が離れた2個のサイドベースでアンテナマストを固定するなら話は別ですが、そんなことを考えてアンテナを立てている人はほとんどいないと思います。

サイドベースによるアンテナの取り付けを止めた方が良い理由は簡単。
いづれアンテナマストが上の写真のように傾く危険性があるからです。
実際に家の周りを見回すとサイドベースで取り付けられて傾いたアンテナマストがすぐに見つかると思います。

では何故アンテナマストが傾くのか?
傘の金属の棒の部分をアンテナマスト、上部のビニールの部分をアンテナ、傘を持つ手をサイドベースだと仮定してください。
風が吹かない穏やかな日は片手で普通に傘を差すことが出来ます。
しかし強風が吹いているときに片手で傘を真っ直ぐさすことが出来ますか?
全ての人が傘の持ち手と根元の2箇所を両手で持って傘をさすはずです。
もし片手で傘を真っ直ぐさせるのであれば、とんでもない握力の持ち主です。
つまり「傘の持ち手と根元の部分の2箇所を両手で持って傘をさす」とは距離が離れた2個のサイドベースでアンテナマストを固定することであり、逆に一箇所でアンテナマストを支えるならサイドベースの取り付け部分に非常に大きな力がかかるので、しっかりした補強をいれないとダメということです。
つまりこれらの対策を行わないままサイドベースでアンテナを立てた場合、サイドベースの取り付け部分の壁や屋根が壊れてアンテナマストが傾く危険性があります。
もしそれが嫌なら屋根の上にウマを立ててアンテナワイヤーで固定する方法が良いと思います。

価格競争が激しいアンテナ工事において、強風でアンテナが傾く危険性を十分に説明しないまま安く工事が出来るサイドベースでの取り付けを行う業者が沢山いるのだろうと想像します。
増して地デジ放送と違って衛星放送はほんの少しでもアンテナの角度が変わっただけで映らなくなってしまうため、風の影響を受けやすい衛星アンテナをサイドベースで取り付けると今後テレビが映らなくなるリスクが大きい。

サイドベースを取り付ける場所の材質によってアンテナマストが傾くリスクが違ってきますが、比較的柔らかな素材である木は問題外としてサイディング等の硬い素材ならサイドベースで取り付けて良いのか?
サイドベースにかかる負荷は土台からアンテナまでの距離とアンテナの大きさ、風の強さに左右されるため一概にダメとは言えませんが、これなら大丈夫と線引きができない以上、屋根の上にウマを使って立てた方が良いのではないかと思います。

サイドベースで固定したアンテナマストが傾いたらどうするのか?
サイドベースを取り付けた家の壁や屋根の強度が弱くなって同じ部分に取り付けられないので別の場所に取り付けるか、壊れた部分を補修して同じところに取り付けるしかない訳ですが、新築した家なら絶対に嫌ですよね。
新築した家の見栄えを優先してアンテナが目立たないサイドベースで取り付けたというブログを時々目にしますが、良いのかなと疑問に思います。
施主が満足していれば良いとはいえ、壊れるのは数年先なのでその時に気がついても後の祭り。
家の経年劣化を理由に工事業者は補修してくれないでしょう。

家の屋根の上にウマを使ってアンテナを立ててもアンテナマストが傾くことがあるから同じことだろ?と反論があるかもしれませんが、この場合はアンテナワイヤーを張り直して傾きを調整すれば良いだけなので簡単に出来る作業であり、何よりサイドベースと違って壊れた家を補修する必要がありません。
その点でもサイドベースでのアンテナの取り付けは止めた方が良いと思います。
※ 冒頭でも申し上げたとおり、あくまでも個人的な見解です。

***** 2016年11月9日 追加 *****

カラス対策のアンテナを立ててから一ヶ月半経過しましたが、カラスがアンテナに留まっているのを見ていません。
スズメは一度留まっているのを目撃しましたが。
屋根の上に登ってアンテナ周りを確認しましたが、綺麗な状態でした。
ひとまず成功です。

また9月のUHFアンテナを交換したときに屋根瓦や衛星アンテナを含めて一通り清掃したので本来ならその時に気が付くべきでしたが、衛星アンテナのお皿の内部で腐食が始まっているみたいでした。
一見しただけでは判りませんが、塗装の下の金属が腐食して盛り上がってごつごつしています。
鳥の糞が原因なんでしょうね、いろいろと問題を起こしてくれます。
衛星アンテナを外してペーパーで擦って再塗装すれば良いと思いますが面倒なのでそのまま。
コンバーターの寿命もあるので、利得が落ちたり見れなくなったら衛星アンテナごと交換します。

さらにブースターの再調整を行いました。
現在2重ブースターの状態になっており、室内のブースターでUHFとBS/CSのアッテネーターを-10dBした状態でアンテナマスト下のブースターで利得調整していましたが、室内のブースターのアッテネーターを0dBに変更してアンテナマスト下のブースターで利得調整してみました。

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ブースターの利得調整前後でテレビのアンテナレベルを見る限り値は変わりません。
東芝レグザ Z8000の説明書には安定して受信出来るアンテナレベルの目安を地デジが43以上、BSが36以上、CSが28以上としているため十分な値でしょう。
今までは利得を下げたくても屋根にらないと下げることが出来なかったのですが、今度は室内のブースターで上げ下げ両方の調整が出来るようになりました。
最も調整することはないと思いますが・・・

こちらは地デジのアンテナレベル。実測64(目安は43以上)

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こちらはBSのアンテナレベル。実測60(目安は36以上)

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こちらはCSのアンテナレベル。実測61(目安は28以上)

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