コーヒーロースター(試作2号機)をテスト開始
ようやくコーヒーロースターのシャフトと取っ手が届いたので、コーヒー豆をローストしてみました。
試作2号機の回転ドラムは以前のままです。
いずれ溶接仕様に作り直しますが、分解できる現状の回転ドラムでもテスト可能なのでこのまま使っています。
シャフトとスプリングを介してモーターに連結、スイッチボックスもフレームに固定し、DCプラグを取り外し可能にしました。
「炉ばた大将 炙家」を使ったときの熱量問題
今回のテストの最大の目的は、「炉ばた大将 炙家」を使ったとき、前回の室温30度という好条件にもかかわらず、ロースト終了までに10分以上かかっており、室温が下がる冬場では火力が弱くなって使い物にならないことが予想されたため、試作2号機では下の写真の金具位置まで回転ドラムの高さを下げれるように対策したので、その効果の確認です。
まず、前回に行ったテスト結果です。
室温30度でブラジルサントス100gをロースト、ガスのつまみ位置は全開
1ハゼ:8分22分
2ハゼ:9分51秒
終了:10分10秒
そして今回のテスト結果です。前回との比較のため、火力は最大です。
室温28度でブラジルサントス100gをローストした結果、ガスのつまみ位置は全開
1ハゼ:6分
2ハゼ:不明
終了:8分
今回秒まで計っていないのは、「炉ばた大将 炙家」の着火直後のU字バーナーの火の回りが悪く、手で仰いだり口で吹いたりして火をU字バーナー全体に回している間に時間が経過していったため、秒単位の計測に意味が無くなってしまったためです。
また、1ハゼが終わらないうちにコーヒー豆が黒焦げになりそうだったので、ローストを途中で止めました。
多分途中で2ハゼに推移したのでしょうが、1ハゼと2ハゼの切れ目が無いため分かりませんでした。
結果、回転ドラムを熱する火力は十分だと思われます。
というよりテスト時点の室温・足の高さでは火力が強すぎるようです。・・・熱量問題は解決です。
以前も言ったかな?
「炉ばた大将 炙家」を使った場合の片付けは、お皿を出して洗うだけなので楽チンです。
コンロの周りに落ちたチャフは掃除機で吸ってお終い。
取っ手の熱問題
取っ手が一個しかないのは、取っ手の熱さを調べるため、1本だけ注文したからです。
当初、フレームから熱が伝導して取っ手が熱くなることを予想していましたが、実際にテストをすると熱伝導どころか、フレームの覗き窓から炎の輻射熱が直接取っ手を加熱するため、かなり高温になってしまいました。
当初、素手で取っ手を持つことに期待していましたが、見事に裏切られました。
フレームの覗き窓を塞げば、おそらく素手で持てる程度の温度になると思いますが、安全のために空けた覗き窓なので、塞ぎたくないな~。
といっても、ダンパー(オプション予定)をつけたときに炎の状態が見れなくなることを予想して安全のために空けた覗き窓なので、ダンパーを付けなければ不要とも言えるし、蓋のようなもので覗き窓を塞いでどちらでも対応できれば良いのかも。・・・今後の課題
取り合えず、熱くなった取っ手は軍手やふきんを被せて掴んでもらうことを考えています。
回転ドラムの掃除
設計変更時から予想していましたが、回転ドラムをフレームに固定したので、回転ドラムを洗うときが少し面倒くさくなりました。
というのは、ナットを外さないと回転ドラムをフレームから取り外せません。
取っ手を持ってコーヒーロースターを持ち上げ、口を下に向けてローストが完了したコーヒー豆を取り出す仕様なので、コーヒーロースターを傾けたときに熱い回転ドラムが外れて人に触れると大変に危険です。
そのため、簡単に回転ドラムがフレームから外れないように足と一緒にM8の大きなナットで固定しています。
通常使用であれば、口を下にしてコーヒーロースターを揺すれば、チャフや豆のカスは排出されるので、回転ドラムを頻繁に洗うことはないと思っていますが、いかがでしょうか?