カセットコンロの火力の調整方法
以前の焙煎機にはダンパー機能が無かったので、簡単な火力調整だけで良かったのですが、ダンパー機能を実装するとなるとそうはいきません。
ダンパーの開閉と火力調整はセットになっているので、カセットコンロでもダンパーの開閉に合わせた火力調整が必要になります。
しかし、カセットコンロの火力調整つまみは遊びが大きくて微調整がやりにくいため、そのまま使うのは難しいと思います。
そこで以下の方法を考えました。
- 左に回したときのメモリの値のみ信じることにします。つまりガス調整つまみを左に回しているときの値だけを信用することとし、もし火力を落とすときはつまみを右に回して多めに閉めてから開け直して丁度良い火力にするように調整します。
- 珈琲焙煎をするときは、毎回原点を調整をします。これは前回と今回のガス調整つまみの位置が同じでも火力が違うことがあり、部品の精度や気温やガスの残量等いろいろな原因があります。そこで焙煎する前に、コンロに着火して最小の炎の大きさまでガスを絞って、そこを原点としてメモリをリセットします。例えば、コンロのつまみに針金を取り付け、針金の位置を指で微調整可能にします。次にコンロを火力を一番絞った状態で針金を補正して原点調整します。この写真の場合だと、赤ラベルの矢印の位置が最小の火力になるように針金を微調整します。後は火力の大きさを目盛りで管理して行きます。火力最弱は原点(0)の位置、火力小はメモリ1.0とか火力中は目盛り2.5とかそんな感じです。
ダンパー機能付きフードの試作
ダンパー機能つきのフードを試作しました。
ダンパーの大きさは、参考にするものが無かったので、行き当たりばったりの適当な大きさです。
付けた位置は、回転ドラムの直上なので煙突効果で凄く抜けは良いと思います、というか良すぎるかも!?
所詮天ぷらガードで作ったフードなので、テストで不都合が発生すれば作り直します。
・ダンパー全閉状態
・ ダンパー半開状態
・ダンパー全開状態
・ダンパー開口部には1cmごとにメモリを振って、1cm開ければ10%の開口率
・左から、フード1号、フード2号、フード3号(ダンパー機能付き)
・珈琲焙煎機に装着したフード(ダンパー機能付き)
・イワタニの「炉ばた大将 炙家」(CB-RBT-A)に乗せた珈琲焙煎機
天ぷらガードで作ったフードですが、こうやって見ると、結構サマになっていますね。
今日はここまでです。
明日以降、テストを行います。