コーヒーをローストするときにカセットコンロの火力は弱~最弱の間で調整しています。
コンロの火力調整つまみの開度でせいぜい15度くらいしかないため、調整範囲が狭く微調整がシビアです。
そこで、イワタニの「炉ばた大将 炙家」(CB-RBT-A)には輻射板と焼網が標準装備なので、コレを使えば火力調整つまみを沢山回すことになるため、調整範囲が広くなって使いやすくなるのではないか?と考えてテストしてみました。
輻射板と焼網を付けた状態のイワタニの「炉ばた大将 炙家」(CB-RBT-A)
いつもは輻射板と焼網を外して使用しています。
輻射板と焼網を付けるとこんな感じで輻射板が赤熱しているのが分ります。
回転ドラム内に何も入れないで、火力は最大にして回転ドラム内の温度を計測しました。
結果、コーヒーロースターの足が最下段の位置のとき、約4分で200度に達しているので十分使えそうな火力がありました。
経過時間 | 足が最下段の時の温度 | 足が最上段の時の温度 |
0 | 31度 | 20度 |
1 | 96度 | 62度 |
2 | 139度 | 76度 |
3 | 174度 | 113度 |
4 | 202度 | 143度 |
5 | 227度 | 168度 |
6 | 251度 | 193度 |
7 | 275度 | 223度 |
8 | 296度 | 241度 |
9 | 315度 | 202度 |
10 | - | 278度 |
11 | - | 294度 |
12 | - | 308度 |
しかし、このテストの終了後にモーターを触ると凄く熱くなっていることに気づきました。
原因を調査すると、これがモーター付近の写真ですが、モーター下の連結金具を今回取り付けた輻射板が過熱し、その熱が伝導してモーターを過熱しているようでした。
良いアイデアだと思ったのですが、たった10分しか使用していなくてもモーターが手で触れないくらい熱くなってしまったので、この方法は無理そうです。
もっとも、この方法は火力調整がしやすくなるというメリットとガスの消費量が増えるというデメリットのバーターになるため、良いことばかりではありません。
使う人の選択肢は多い方が良いと思って調べましたが、結局ダメでした。・・・残念