セラミックの焼網を使ってコーヒーのローストに与える影響を検証しました。

by 管理者
2月 02日 2012 年

今日は盛りだくさんです。

 

コーヒーをローストするときにセラミックの焼網を使ったときの安全性

 

前回のブログで、セラミックの焼網を使ってコーヒーのローストをシミュレートしてカセットコンロを置いたテーブルの温度を計測するとお話しましたが、そのテストを実施しました。

調査したコーヒーロースターには天ぷらガードのフードを付けない「お手軽ロースト」として紹介しているコーヒーローストでの調査です。

 

① 温度計の熱電対をIHコンロにテープで固定する。

温度計の熱電対をIHコンロに固定

 

② 熱電対の上にカセットコンロのバーナーが来るようにカセットコンロを配置し、ゴトクの上にセラミックの焼網を乗せる。

カセットコンロを配置

 

③ コンロに点火して火力をコーヒーローストするときと同じ強さに調整する。このときのテーブルの温度は23度

開始時のテーブルの温度

 

④ 10分経過したところでテーブルの温度は51度まで上昇

10分経過後の温度

 

⑤ 15分経過したところでテーブルの温度は69度まで上昇

15分経過後の温度

 

⑦ 20分経過したところでテーブルの温度は81度まで上昇

20分経過後の温度

 

20分経過したところでテーブルの温度は81度ですが、テーブルが焦げる温度ではありません。

そして、カセットボンベは熱いどころか、冷えて冷たいです。

カセットボンベの温度

 

81度もあるので、テーブルは熱い。

テーブルの温度

 

これが、加熱時間とテーブルの温度の表です。

時間(分) 温度(℃) 時間(分) 温度(℃)
0 22 11 56
1 23 12 58
2 24 13 62
3 26 14 66
4 29 15 69
5 31 16 73
6 36 17 74
7 40 18 76
8 44 19 79
9 48 20 81
10 51

 

「お手軽ロースト」でコーヒーをローストするときにセラミックを焼網を使っても、焦げたり熱で変色するテーブルの上でやらなければ、おそらく問題ないだろうと思います。

しかし、前回も言いましたが、メーカーが使うなといっているものをお勧めするわけにはいかないので、セラミックを焼網を使うのであれば自己責任でお願いします。

 

 

 

天ぷらガードの安全性

 

次に、天ぷらガードをコーヒーロースターのフードに使ったときの安全性について調査しました。

まず、「天ぷらガードは燃えるか?」ですが、燃えません。

下の写真のように赤くなって溶けます。

天ぷらガードは燃えるか?

 

天ぷらガードをガスの炎で直接加熱すれば写真のように溶けますが、実際にコーヒーのローストで直接過熱するような使い方はしません。

そこで、コーヒーのローストで使うようにフードの中にセラミックの焼網を入れて火力を全開にして加熱しました。

※ 実際はステンレスのフレームを介して天ぷらガードを取り付けるので、この実験の方が条件としては過酷です。

 

予想外のハプニングが起きてもすぐに水が使えるキッチンの流しにカセットコンロとセラミックの焼網を配置

セラミックの焼網を配置

 

今となっては使わないフード1号の天井に温度計をセットしてカセットコンロに点火して火力を全開にします。

フードの燃焼試験開始

 

しばらくすると何やら天井付近から煙が発生しています。フードが燃えているのか?

天井付近から煙が発生

 

そのときの温度は369度

煙発生時の温度

 

フードの中をのぞき込むと遠赤外線でまっかっか

フードの中の様子

 

この状態でセラミックのすぐ下にある天ぷらガードを確すると、全く問題ありません。

天ぷらガードはガスコンロのバーナーの汁受けに使われているのと同じ材質なので問題なくて当然ですね。

赤くなっていても天ぷらガードに問題なし

 

そのときの温度は467度

結局、温度計の表示はこの付近を上がったり下がったりしていました。

温度の測定

 

10分経過したところでテスト終了

10分経過後テスト終了

 

カセットボンベは熱くないです。むしろ冷たい。

カセットボンベの温度

 

煙が上がって燃えていたのは、温度計の熱電対を保護している熱収縮チューブでした。

黒焦げのボロボロの熱収縮チューブ

燃えていたのは熱収縮チューブ

 

フードの内側を見ても、熱電対が焦げて黒くなっているところ以外に異常なし

フードの内側は異常なし

 

① コーヒーのローストで使う回転ドラムの温度は最高で約250度

② このテストから467度で天ぷらガード(材料はアルミニウム)は全く問題なし

③ アルミニウムの融点は660度・・・実際に使う温度帯は250度以下

これら①~③のことを勘案して、アルミニウム製の天ぷらガードをコーヒーロースターのフードとして使うのに何ら問題なさそうです。

この記事へのトラックバックURL