ホームページに蒸らしのローストのページを追加しました。
何度も失敗を積み重ねてブログで公表してきたことの中から良かったときの蒸らし焙煎をするときのポイントを抜粋して集約したものになります。
この蒸らし焙煎のページは、これで決定というものではなく、今後も研究して中身の充実を図っていく予定です。
ここ数ヶ月のブログに記載されたことばかりなので、ロースト方法について特に目新しい内容はありませんが、回転ドラムに取り付けるフタの設計図と作成方法を掲載しておりますので、ご覧ください。
ところで、5日前に蒸らし焙煎をしたピコクリストバルSPを飲みなが執筆していますが、かなり良い感じです。
ついに「来るとこまで来たかな」と思っておりますので、フタを作成して蒸らしのローストにチャレンジしてみてください。
ここからはおまけ、回顧録です。
私がテストで使っているコーヒーロースターの原型は1年前のものになり、それを今でも使っています。
この写真は、昨年の10月2日に撮影した写真です。
当時は、火力が足りないと思い込んで、回転ドラムの位置を下げたり、いろいろなテストをして散々な結果に。
何もないところから始める開発なんてそんなものですが、今思い出すと、懐かしい。
中でも面白いと思うのは、フードを付けないと火力が強くなり、フードを付けると保温効果で火力が弱くなる、そしてフードとフタを付けると保温性が増すので、さらに火力を弱くすれば良いと思いがちですが、実際にはそうではなく水蒸気が充満するため温度が上がり難くなるため、逆に火力が強くなります。
こんなことはやってみないと分らないですね。
この1年間で適正な火力の調整と並行してコーヒーロースターのフレームの穴を塞いだり、フードを付けたり、ダンパーを付けたり、フタを付けたり試行錯誤して改良を加えてきました。
私が現在使用しているコーヒーロースターが販売しているものと若干仕様が違うのはこのためです。
私が現在使っている回転ドラムはネジで分解できるようになっているのですが、ロースト中にコーヒー豆がネジに引っかかって黒焦げになるスペシャル仕様です。
そのため回転ドラムを水で洗っていると、中から炭化したコーヒー豆がポロッと出てきたり。
当時、分解できた方がメンテナンスし易いだろうとの思い付きからこのような回転ドラムを作りましたが、ナットやネジが緩んで排出したコーヒー豆と一緒にコーヒーミルに入ったら、コーヒーミルを壊してしまうので、NGとした経緯があります。
今後はしばらく前に始めた蒸らし焙煎が良い感じなので、いろいろな種類のコーヒー豆をローストしたり、温度やダンパー開度やそれを操作するタイミングについてさらに追求していきたいと思っておりますので、興味のある方はご覧になってください。