蒸らしの焙煎もだいぶコツがわかってきました。
珈琲豆が焦げて味がエグくなってしまう場合は、ローストするときの温度が高いので、以下の点に注意して焙煎してみてください。
・焼きの工程の強火力で238度程度まで温度が上昇したら火力を極端に下げる。(ここ重要)
・・・この温度(238度)で最小火力まで下げると温度上昇が緩やかになってMAX240度くらいになる。そして、回転ドラムにフタをしており、ダンパーもほとんど開けていないので、温度はなかなか落ちない。
・MAX240度付近で1ハゼを迎え、その温度を維持したまま1ハゼが激しくなったら、フタを外してダンパーを極端(設計図どおりで60%)に開く。
・・・この時点で火力は最小火力になっている。
・温度が序所に落ちながら1ハゼが終了する。
・火力を調整してMIN220度くらいに温度を維持する。(ここ重要)
・・・この温度が高いとエグミ出ます。焼きの工程の強火からトロトロの弱火に極端に下げるので、温度を下げ切れなくてエグミが出ることがある。
・珈琲豆の色を見て終了
※1 私は2枚の羽を回転ドラムに取り付けて焙煎していますが、攪拌する音が大きくて、1ハゼの音はわかりましたが、2ハゼは音が小さくてわかりませんでした。
下の写真のタンザイニアは焙煎を終了してザルに出したら、2ハゼの音がしました。・・・もしかしたら2ハゼが始まったばかりだったのかも!
※2 上記の火力は私が使っているイワタニの「炉ばた対象 炙家」の場合の火力なので、ご使用のコンロにより火力が違う可能性があります。
※3 フードやフタをしなかった場合は、この限りではありません。
この方法で焙煎したタンザニア オルディアニがこれです。
タンザニア オルディアニのシワが伸び難いのは、ショップからの回答のあったとおりですが、きちんと焙煎すると、甘みがあって美味しい珈琲です。
このタンザニア オルディアニを3粒取り出してニッパーで割りました。
切断面を見ると焦げていないのが分かりますか?
これが重要です。
焙煎するときの温度が高いと1ハゼや2ハゼが明確に分かるので高くしがちですが、珈琲豆が焦げてエグミが出てしまう落とし穴があります。