前回の失敗を踏まえて、1ハゼまでダンパーを閉めっぱなし、そして1ハゼが活発になっところで50%開いてブラジル・サンマリノドライをローストしてみました。
さらに、最高温度を若干下げて335度(今までは400度)とし、1ハゼが来てからの最低温度を210(今までは220度)としました。
※ 実際は最高温度が338度、最低温度が200度(ロースト終了時)になってしまいました。
これがローストを完了したコーヒー豆です。
一見すると普段の方が若干出来が良い感じです。
試飲しても・・・あまり期待してなったのですが、意外なことにいつもよりすっきりしている。
特に普段と違うと感じたのは、コーヒーが冷めたときに感じる渋み(エグミ?)が少ない。
今までの経験からロースト時の温度を下げると、渋いようなエグイような変な後味が残ることがありますが、それが少なくて良い感じです。
推測ですが、ダンパーを閉めっぱなしにしたことにより、コーヒーに十分な熱量が加えられ、1ハゼ以降に温度を下げても問題が発生しなかった!?
今回、普段のロースト方法と違ったポイントは以下の3つです。
- ダンパーを開くタイミングを後ろまでずらして1ハゼまで閉めっぱなしにした。
- 最高温度を普段より少し下げた。(338度)
- 最低温度を普段より下げた。(200度)・・・ロースト終了時
前回お話したダンパーを閉めている時間を長くするというやり方は間違っていないと思います。
あとは、どのタイミングでダンパーを開けるのか、その時の開度はどのくらいにするのか、火力調整をどうするのか?
面白い結果が得られたので、次回はこの方法をもっと追求していきます。
参考までローストデータを掲載します。
温度(度) | 火力 | ダンパー Ver2 |
メモ |
23 | 1.7 | 0% | 豆は初めから投入 |
58 | |||
80 | |||
97 | |||
111 | |||
123 | |||
137 | 1.8 | 温度の上がりが少し悪かったので火力アップ | |
151 | |||
164 | |||
176 | |||
188 | 2.4 | ここから焼きの工程 | |
209 | |||
229 | 12分57秒で1ハゼが来た。 | ||
237 | 0.1 | 50% | 238度で火力0.1に変更。 12分10秒で1ハゼが活発になってからフタを外してダンパーを50%に変更 |
218 | 14分51秒で1ハゼ終了 | ||
206 | |||
200 | 16分でロースト終了 |