羽の試作
高さの低い羽を試作しました。
羽の高さはナットの高さも入れて約10mmです。
取り敢えず珈琲豆を入れてドラムを回したところ、ちゃんと掻き揚げているので攪拌性能は大丈夫そう。
そして攪拌するときのカシャカシャという音も小さくなっているようです。
※ 穴開けをミスした失敗作の羽が1個あったので、これを使って試作しました。
焼きムラについて
まず、コロンビア・ピコクリストバルSPを100g焼いたところ、焼きムラも無く良い感じです。
若干いつもより深め(普段より2分長め)に焙煎しましたが、2ハゼが確認できなかったので温度が原因かもしれません。
19分後の終了時の温度は203度まで下がっていました。
これ以上深く焙煎したくなかったので、ここで終了。
2ハゼの音は確認出来るか?
あまり珈琲の味が好みではないコパカバーナ農園(今ではテスト用の珈琲豆に成り下がってしまいました。)を100g焼きました。
今度は最低温度を前回より20度高くして220度を下回らないようにしてみると2ハゼの音がしっかりと聞こえるので、この羽の高さで大丈夫だと思います。
下の動画は、焼き始めてから20分後の2ハゼのピークの部分を10秒程度切り取りましたが、2ハゼの音がしっかりと確認できます。
※ WindowsXPのFirefoxだとメディアプレイヤーのコンソールが表示されないかもしれません。その場合は動画の上で右クリックして「再生」を選択してください。またはInternet Explorerをご使用ください。
※ 2ハゼの音は1ハゼの音と違って油が撥ねるような「ピチピチ」という小さな音なので、分かり難いです。
このときにフルシティまで焼いたコパカバーナ農園ですが、上に掲載したコロンビア・ピコクリストバルSPと比較すると色がかなり違いますね。
試作の羽でコロンビア・ピコクリストバルSPとコパカバーナ農園の2回焙煎しましたが、あと何回かテストしてみます。
今回は2ハゼの音が聞こえるかどうかの確認をしたかったので、最低温度を高く(220度)して焼きましたが、例え2ハゼの確認が出来ても最低温度を高くするとエグミが増えて珈琲の味や香りは落ちます。
私が確認する限り、2ハゼの有無にかかわらず(拘らず?)、最低温度を200度目安として焙煎した方が良い結果が出ています。
取りあえず掃除。
回転ドラムの開口部と支柱と接する部分が相当汚いことに気が付いたので、羽を付けたまま掃除してしまいました。
当初、羽が引っかかって洗い難いだろうと思っていましたが、羽が付いていてもそれほど問題なく洗えてしまいました。
ちょっと意外!
それでも、本当にキレイにするなら羽を取り外した方が良いでしょうね。
支柱と回転ドラムが擦れて音がしたら、サラダ油を付けて音が鳴らないように対策しますが、油が炭化してこびり付くので、耐水ペーパー(#800~#1000)で擦ってきれい汚れを落とします。この耐水ペーパーは#800です。
すると、このようにピカピカになります。
支柱も耐水ペーパーで擦ってきれいにしました。
1年前のフードとの比較
現在使っているフードは初代から数えて4作目、今年の2月に作ってから同じものを使い続けて9ヶ月目に突入しています。
所詮天ぷらガードで作ったフードなので、不意に手や足が当たったら潰れてしまいますが、それさえ注意すれば意外に長持ちするようです。
事実、右上の角がいつの間にか潰れていましたが、菜ばしで突いて直してしまいました。
潰れた部分は内側から棒のような物で突いて元の形に戻せば良いですが、破れると(大きさによりますが)作り直すしかありません。
こちらは昨年11月に即興で作った1作目のフードですが、1年前のものと比較するとかなり違いますね。
その間、かなり苦労したから・・・