ガテマラ アンティグア ビーベリーをローストしました。
年末に購入した3種類のコーヒー豆でも異色の変わり種です。
左が普通のコーヒー豆(フラットビーン)、右がビーベリーです。
形も大きさも違います。
収穫量が少ないので値段が少し高め、そして意外なことに欠点豆が少ないのはラッキーでした。
ビーベリーとは:
普通、ひとつのコーヒーの実の中にはコーヒー豆(正確にはコーヒーの種)が2つ入っています。
ところが、まれにコーヒー豆が1つしか入っていないものがあり、その豆のことをビーベリーと呼んでいます。ひとつの実に1つの豆が入っているため、ビーベリーは普通のコーヒー豆と違い丸みを帯びていてフットボールのような形をしています。そのため、丸豆(まるまめ)とも呼ばれています。
反対に、通常の豆はフラットビーンと呼ばれています。
ビーベリーの特性を良く知らずに購入したので(ローストじたい今回が初めて)、豆が小さいのだからいつも通りの火力だと焦げてしまうかな?なんて思いながらローストしましたが、結果は全然違っていました。
いつものようにローストすると、他の種類のコーヒー豆と同じように335度くらいで1ハゼが始まりますが、1ハゼが活発に(盛大に)ならない・・・いつまでもダラダラとパチパチと音がする感じ。
火力を上げればいつもと同じように活発になってくると思いますが、これ以上火力を上げると焦げるのが目に見えているので、このままダラダラといつものように・・・・・
下の写真がローストを完了したガテマラ アンティグア ビーベリーです。
このコーヒー豆は、こちらのページで紹介しているコーヒーロースターでローストしましした。
ビーベリーをローストしたのは今回が初めてなので、ロースト前とロースト後を無作為に10粒だけ取り分けて両者を比較してみました。
固いコーヒー豆(ローストしてからネットで調べて判明した)の割に良く膨らんでいます。
その割に1ハゼが活発じゃないのは、こういう特性の豆なんでしょうね。
憶測ですが、ビーベリーはロースターを覆って(保温して)十分な熱量を与えてやらないと、上手にローストできないコーヒー豆だと思います。
というのは豆が固いので、火力が必要になるけどロースターを保温しないで火力を上げるとコーヒー豆の表面が焦げて、中まで十分に火が通らないから。
あくまで憶測です。
経過時間 | 温度(度) | 火力 | ダンパー Ver2 |
メモ |
0分 | 22 | 1.7 | 0% | 豆は初めから投入 |
1分 | 66 | |||
2分 | 91 | |||
3分 | 108 | |||
4分 | 123 | |||
5分 | 136 | |||
6分 | 147 | |||
7分 | 157 | |||
8分 | 168 | |||
9分 | 177 | |||
10分 | 189 | 2.4 | ここから焼きの工程 | |
11分 | 209 | |||
12分 | 225 | 225度で火力を2.4→1.2に下げた。 | ||
13分 | 230 | 1.2→0.1 | 50% | 235度で火力を1.2→0.1に下げた。 13分40秒で1ハゼが来た。 |
14分 | 236 | 1ハゼがいつものように活発にならないので適当な頃合いでフタを外してダンパーを50%に変更 | ||
15分 | 225 | 1ハゼの終了時刻不明 | ||
16分 | 220 | |||
17分 | 211 | 17分30秒でロースト終了 |
試飲した結果、ビーベリーだから美味しいとか不味いとかそんなことはなく、普通のガテマラです。
ローストの難易度が上がる?のと、値段が若干高いので、普通にフラットビーンのガテマラを買った方が良かったかも。
第2部 エクアドル グレートマウンテンのロースト
もう全部使って無くなったと思っていたエクアドル グレートマウンテン・・・新たにコーヒー豆を買ったので”いつの間にか自分の中で終了フラグが立っていた”を思い出してローストしました。
量は中途半端に170gだけ。
これで本当にエクアドル グレートマウンテンは終了です。
このとおり焼きムラ無くきれいに焼けています。
温度も火力を同じようにしてローストしても、形や大きさが揃っていた方が焼きムラがあったりすることもあるので不思議です。
経過時間 | 温度(度) | 火力 | ダンパー Ver2 |
メモ |
0分 | 19 | 1.8 | 0% | 豆は初めから投入 |
1分 | 34 | |||
2分 | 49 | |||
3分 | 67 | |||
4分 | 86 | |||
5分 | 113 | |||
6分 | 127 | |||
7分 | 139 | |||
8分 | 152 | |||
9分 | 162 | |||
10分 | 173 | |||
11分 | 183 | 2.5 | ここから焼きの工程 | |
12分 | 198 | |||
13分 | 210 | |||
14分 | 222 | 1.3→0.1 | 50% | 225度で火力を2.5→1.3に下げた。 14分40秒で1ハゼが来た。 1ハゼが活発になってからフタを外してダンパーを50%に変更 火力を1.3→0.1に下げた。 |
15分 | 228 | |||
16分 | 218 | 16分37秒で1ハゼ終了 | ||
17分 | 208 | |||
18分 | 201 | |||
19分 | 199 | |||
20分 | 200 | 20分でロースト終了 |
※ 100gのときより、若干火力が高めです。
100gのときは235度前後で1ハゼが来るのですが、今回(170g)は226度で1ハゼが来ました。
そして量が多いだけあってかなり派手にハゼていましたが、100gのときと違って230度を一度も超えませんでした。
温度が若干低いのは、豆の量が増えて燃焼ガスの通りが悪くなったから!?
業務用のロースターと違って豆温度ではなく、燃焼ガスの温度を測っているので、このような結果になったのだと思います。